Ars Technicaが新型iPad ProとiPad Air、新しいMagic KeyboardとApple Pencilを実際に体験した記事を公開しています

iPad Air： より大きく、より良く

11インチのiPad Air（第6世代）は、2018年のiPad Proで導入されたスリムベゼルデザインを踏襲しつつ、Webカメラの位置を長辺に変更。

iPad Proの120Hz ProMotionディスプレイとOLEDテクノロジーは優れたビジュアルを提供しますが、Airの60Hz LCDパネルは一般的な使用にはまだ優れており、128,800円（税込）からの価格は過去の12.9インチiPad Proよりもかなり安いです。

iPad Pro： 驚くべきスクリーン、驚くほど軽い

新しいiPad Proでまず驚いたのは、特に13インチモデルでサイズと重量が小さくなっていることです。旧型の12.9インチiPad Proと比べて約1.5ポンド軽くなっており、片手でタブレットを持ち、もう片方の手にApple Pencilを持つと、その軽さが際立ちます。

レイヤー構造のOLEDディスプレイは、旧型の12.9インチiPad Proに採用されていたmini LEDテクノロジーから大きく進化しています。11インチiPad Proもこのアップグレードの恩恵を受け、13インチiPad Proと同じスクリーンを搭載しています。

新しいMagic Keyboard：MacBook Air のように感じられる

新しいMagic Keyboardアクセサリーは、旧バージョンよりもわずかに薄く、軽くなり、同じキースイッチで使い慣れたタイピングを体験できます。追加されたファンクション列、大きくなったトラックパッド、金属製のリストレストにより、MacBook Airならではの使い勝手がさらに向上しています。

ただし、11インチProが49,800円（税込）、13インチProが59,800円（税込）が追加され、11インチProが218,600円（税込）、13インチProが278,600円（税込）という高価格は、一部のユーザーにとっては難点かもしれません。

興味深いオプションのひとつが、スクリーンをマットな仕上がりにするディスプレイエッチング「ナノテクスチャガラス」です。これはiPad Proの価格に16,000円追加されますが、1TBまたは2TBのストレージ容量でのみ利用可能です。

これは、ラップトップの代替品として iPad Pro に本当に全力を尽くしている場合にのみ支払いたい金額です。

Apple Pencil Pro： 微妙な改良

新しいApple Pencil Proは、M2 iPad AirとM4 iPad Proのみに対応します。新しいPencilを使ったお絵かきには、微妙な、しかし興味深い改良が加えられています。

Pencilを握ると、ペンと色を選択するための放射状のメニューが表示されます。新しい放射状の取り消しとやり直しのコントロールでは、Pencilを円形のメニュー上で前後にスライドさせることで、複数の操作をすばやく取り消したり、やり直したりできます。

もう一つの改良点は、Pencil Proをクルクル回すとペン先が回転し、線の角度を簡単に変えられるようになったことです。Pencilは、十分に近づくと画面に「影」を落とすようになり、Pencilを手の中で転がすと、描こうとしているものが正確に表示されます。

Appleは現在3種類のApple Pencilを販売しており、それぞれ異なるiPadに対応しています。13,800円（税込）のUSB-C Apple Pencilは、2018年以降のiPad、iPad Air、iPad Proの全モデルに対応し、機能が少ない安価なオプションです。

Pencil Proは新しいM2 iPad AirまたはM4 iPad Pro用に設計されており、第2世代Apple Pencilはその他の対応モデル用です。Pencil Proと第2世代Apple Pencilはどちらも21,800円（税込）です。

(Via Ars Technica.)