コントロールセンターは日常的に使う便利な機能の一つですよね。スマートフォンの基本設定を素早く操作できる大切な機能です。
そんなコントロールセンターが、iOS 18.4で大幅にアップグレードされました。Apple社は単なるデザイン変更にとどまらず、ソフトウェアアップデートを通じて着実に新機能を追加し続けています。
今回のiOS 18.4では、特に注目すべき進化がいくつも見られるのです。
新機能その1:アンビエントミュージック(Ambient Music)コントロールの追加
iOS 18.4の最も大きな目玉機能の一つが、全く新しいApple Musicコントロールセクション「アンビエントミュージック」です。この新機能を使うと、気分や状況に合わせた音楽をすぐに再生できるようになります。
アンビエントミュージックコントロールには以下の4つのカテゴリが用意されています:
- スリープ(睡眠)
- チル(リラックス)
- 仕事効率化(生産性)
- ウェルビーイング(健康)
これらのコントロールを使えば、それぞれの気分に合ったApple Musicのプレイリストをワンタップで再生できます。たとえば、仕事に集中したいときは「仕事効率化」をタップすれば、作業効率を高めるのに適した音楽がすぐに流れ始めます。リラックスしたいときは「チル」、眠りにつきたいときは「スリープ」というように、状況に合わせて使い分けることができるのです。
さらに便利なのは、これらのコントロールをカスタマイズできる点です。デフォルトのプレイリストを自分で設定することも可能ですし、Appleがおすすめするビルトインプレイリストを選ぶこともできます。自分の好みに合わせて、完全にパーソナライズできるのです。
アンビエントミュージックコントロールは、コントロールセンターの中で1つ、2つ、または4つのスロットを使うようにサイズ変更することもできます。また、iPhoneのActionボタンやロック画面にも割り当てられるので、いつでも素早くアクセスすることが可能です。音楽で自分の生活をサポートしたい方には、特に重宝する機能ではないでしょうか。
新機能その2:ビジュアルインテリジェンスとTSiriに話しかける
iOS 18.4では、「Apple Intelligence と Siri」というセクションの名前が新しくなり、さらに二つの新しいコントロールが追加されました。既存の「Siriにタイプ入力」に加えて、「Siriに話しかける」と「ビジュアルインテリジェンス」という新しいコントロールを追加できるようになったのです。
「Siriに話しかける」は、サイドボタンを押したときと同じように、音声モードでSiriをトリガーする機能です。たとえばコントロールセンターからすぐに音声アシスタントを呼び出したいときに便利でしょう。視覚的なインターフェースから直接Siriに話しかけられるため、サイドボタンを押す必要がなくなります。
もう一つの「ビジュアルインテリジェンス」は重要なApple Intelligenceのカメラ機能で、これまではiPhone 16シリーズ専用だった機能です。
しかし今回のアップデートにより、カメラコントロールがなくても、iPhone 15 ProやiPhone 16eでも利用できるようになりました。この機能はActionボタンに割り当てると特に便利です。カメラを通じて周囲の情報を認識し、さまざまな情報を提供してくれる機能なので、外出先で素早く情報を得たいときに役立ちます。
これらの新機能が追加されたことで、Siriへのアクセス方法が増え、Apple Intelligenceの機能もより身近に使えるようになりました。ユーザーの利便性が大きく向上したと言えるでしょう。
新機能その3:iOS 18.4でのコントロールセンターデザインの更新
機能面だけでなく、デザイン面でもiOS 18.4のコントロールセンターには様々な改良が施されています。主な変更点は以下の通りです:
- 集中モード コントロールに上下矢印が追加
- 明るさスライダーのアニメーションがレベルに応じて変化
- 音量スライダーも同様に動的にアニメーション
集中コントロールに追加された矢印は、タップすると集中モードの完全なラインナップを表示できることを明確に示しています。この矢印はトグルの右側にあり、左側をタップすると現在の集中モードのオン/オフを切り替えられます。これによって、集中モードの操作が直感的になり、異なるモードへの切り替えがスムーズになりました。
iOS 18.4の明るさと音量のスライダーアニメーションは、Appleが得意とする楽しいデザインの特徴を示しています。たとえば、明るさスライダーの場合、明るさの設定に応じて太陽のアイコンが小さく暗くなったり、大きく明るくなったりします。これは単なる見た目の変化ではなく、現在の設定状態を視覚的に分かりやすく表現してくれるので、操作感が向上します。
こうしたデザインの細部へのこだわりは、ユーザー体験を豊かにし、日常的な操作をより楽しいものにしてくれます。小さな変化ですが、iPhoneの使用感を大きく左右する要素と言えるでしょう。
まとめ
ユーザーが自分のコントロールセンターのセットアップを完全にカスタマイズでき、常に拡大している幅広いコントロールの中から選択できる機能は、勝利の組み合わせとなっています。
iOS 18.4の追加機能により、コントロールセンターはさらに使いやすくなりました。
今回のアップデートで追加された「アンビエントミュージック」コントロールは、音楽を通じて生活をサポートしてくれる機能です。
仕事や睡眠など、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
また、「ビジュアルインテリジェンス」や「Talk to Siri」の追加により、Apple Intelligenceやもちろん、Siriの利便性も大幅に向上しました。
デザイン面では、スライダーのアニメーションや集中コントロールの改良など、細部にわたる変更が施されています。
これらの変更はすべて、ユーザー体験を向上させるためのものであり、iPhoneの操作をより直感的で楽しいものにしてくれます。
(Via 9to5Mac.)
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