iOS 18.4が配信開始!でも不具合の声も…
2025年4月、AppleはiPhone向けに「iOS 18.4」の正式版をリリースしました。このアップデートには、優先通知の新機能や新しい絵文字、環境音楽機能(Ambient Music)など、多くの目玉機能が含まれていました。
しかし、アップデート直後からSNSや掲示板では「CarPlayが使えなくなった」「バッテリーが急に減るようになった」「本体が熱くなる」など、いくつかの不具合報告が上がり始めました。こうした声を受けて、Appleは現在「iOS 18.4.1」の準備を進めていると見られています。
iOS 18.4.1とは?何が変わるのか
バグ修正とパフォーマンス向上が中心
「iOS 18.4.1」は、いわゆる「マイナーアップデート」と呼ばれるもので、新機能の追加はほとんどなく、主に不具合の修正や動作の安定性向上が目的です。現在、Apple社内でテストが進んでおり、9to5MacやMacRumorsの分析によると、すでに一部のテストユーザーに配信されていることが確認されています。
公開は今週中の可能性も
Appleの過去のリリース傾向からすると、「iOS 18.4.1」は数日〜1週間以内に配信される可能性が高いと予想されます。急いでリリースする背景には、以下のような不具合が関係していると考えられます。
iOS 18.4の主な不具合とユーザーの声
AppleのサポートページやRedditなどには、多くのユーザーからiOS 18.4に関する不具合報告が寄せられています。主な内容は以下のとおりです。
- CarPlayの接続問題:一部の車載システムでCarPlayが動作しない、接続が切れるという報告が多発
- バッテリー消費の増加:特にiPhone 13以前のモデルで「バッテリーの減りが早くなった」との声が多数
- 発熱の増加:アプリ使用中に本体が異常に熱くなるケースがある
- 削除済みアプリの復活:アップデート後に消したはずのアプリが復活しているという珍しい事例も
こうしたバグはユーザー体験を大きく損なうため、Appleが迅速に対応するのは当然といえるでしょう。
なぜ不具合が起こるのか?Appleのアップデート事情
大型アップデートの影響
今回のiOS 18.4は、新しい機能が多数追加された「メジャーアップデート」に近い内容でした。このような大きな変更の後には、細かい動作検証が行き届かず、不具合が起きやすくなります。
iOS 18.5はまだベータ段階
現在、「iOS 18.5」は開発者向けベータ版として配信されていますが、こちらには大きな新機能は含まれていません。そのため、緊急性のある不具合修正は「iOS 18.4.1」として先に対応される形になります。
iOS 18.4.1のインストールは必要?アップデートのタイミングは?
不具合を感じているなら即アップデートを
「バッテリーがすぐ減る」「CarPlayが使えない」といった症状が出ている人にとって、iOS 18.4.1は待ち望んでいたアップデートになるはずです。配信が始まったら、早めにインストールするのがおすすめです。
安定しているなら少し様子を見るのもアリ
一方で、「自分のiPhoneでは特に問題はない」という人は、数日ほど様子を見てからアップデートしてもよいでしょう。過去には、修正アップデートが別の不具合を引き起こしたケースもあるため、情報収集をしながら慎重に判断しましょう。
今後もAppleはフィードバックをもとにソフトウェアの改善を続けていくと見られます。iPhoneを安心して使い続けるためにも、最新情報をこまめにチェックしておくことが大切です。
(Via 9to5Mac.)
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