数週間前にリリースされたwatchOS 11.4では、多くのApple Watchユーザーが長い間待ち望んでいた新しいアラーム機能が追加されました。特に睡眠時にApple Watchを装着するユーザーにとって、非常に便利な機能となっています。

サイレントモードでもアラーム音が鳴る新機能の詳細

watchOS 11.4は機能満載のアップデートとは言えませんが、長い間待たれていた非常に重要な機能が追加されました。アップデートのリリースノートによると、「サイレントモードでも睡眠覚醒アラームを許可するオプション」が新たに搭載されたとのことです。


この機能は実際にはどのように動作するのでしょうか?簡単に言えば、サイレントモードがオンになっていても、Apple Watchのアラームが音を出せるようになったということです。これまでは、サイレントモードを使用していると、振動のみでの通知しかできませんでした。

新機能の活用方法と設定手順

Apple Watchを10年間使用している筆者も、ほとんどの場合デバイスをサイレントモードで使用しています。通知のたびに時計が音を鳴らさないようにするためで、手首の微妙な振動フィードバックだけで十分だからです。

しかし、これまではサイレントモードを使用していると、アラームは振動フィードバックでしか起こすことができませんでした。サイレントモードをオフにしない限り、音声付きのアラームを設定するオプションはありませんでした。

watchOS 11.4ではこの状況が変わりました。新しい機能により、設定する各アラーム(睡眠スケジュールに関連するものも含む)に「消音モードで通知を許可」という新しいトグルが追加されています。

これをオンにすると、就寝時にApple Watchを装着していれば、振動と音の両方が鳴ります。オフのままにしておけば、以前と同様にサイレントモードが有効な場合は振動のみとなります。

この機能がアラームごとに設定できる点は素晴らしく、特定のアラームを他のアラームよりも注目を集めるように調整できます。

設定方法

  1. サイレントモードでも鳴らせたいアラーム時刻をタップします。
  2. 下にスクロールし[ 消音モードで通知を許可 ]を[ オン ]にします。
  3. Apple Watch alarm_02.

ユーザーによる活用シーン

ユーザーによっては、妻を起こさずに起きられるという理由から、振動のみのアラームが理想的です。しかし、多くのユーザーにとって、Apple Watchからより強力な目覚ましコールがあることは嬉しい機能になるでしょう。

例えば、非常に重要な会議や飛行機に乗る日など、絶対に寝坊できない日には音声付きアラームを設定し、通常の日は振動のみで十分という使い分けもできます。また、深い眠りに入りやすい人や、振動だけでは起きられない人にとっても大きなメリットとなるでしょう。

watchOS 11.4の他の変更点

watchOS 11.4ではこのアラーム機能以外にも、いくつかの小さな改善が含まれています。パフォーマンスの向上やバグ修正も行われており、全体的な使用体験が向上しています。

しかし、今回のアップデートの目玉は間違いなくこの新しいアラーム機能でしょう。この小さな変更が、多くのユーザーの日常生活にポジティブな影響を与えることが期待されます。

まとめ

watchOS 11.4で追加されたサイレントモードでもアラーム音を鳴らせる機能は、一見小さな変更に思えるかもしれませんが、Apple Watchを睡眠追跡デバイスとして使用している多くのユーザーにとって、非常に価値のある改善です。

各アラームごとに設定できる柔軟性も素晴らしく、ユーザーは自分のライフスタイルや好みに合わせてカスタマイズできます。
このような細かな改善が、Apple製品の使いやすさを高めている一例といえるでしょう。

(Via 9to5Mac.)


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