「iOS 11」「macOS High Sierra」のSafariでの「Intelligent tracking prevention」設定とは?
「iOS 11」「macOS High Sierra」には殆ど知られていない機能の一つが「Intelligent tracking prevention」と呼ばれるものです
トラッキング(tracking)とは?
インターネットでWebサイトの利用者の行動を記録・追跡することをトラッキングと言い、またそのためにWebブラウザに保存されるCookieをトラッキングCookieといいます
あなたが、Web上で何かを購入するとあなたがWeb上で移動する度に、あなたの周りをだどります、まさに追跡されているような感じになりますがそれが、トラッキングです
SafariとmacOSは既定でサードパーティのCookieを既にブロックしていますが、新しい設定ではWebサイトの追跡をより詳細に制御できます
具体的には、Safariは機械学習を使用してトラッカーを特定し、スクリプトデータを分離し、AppleのFederighi氏の言葉で「閲覧履歴をあなた自身のものにする」と言います
- iOS 10で「設定」>「Safari」>「Cookieをブロック」の場合
より強い制御
セキュリティとプライバシーは重要な優先事項であり、それは本当にAppleの強みです
「iOS 11」「macOS High Sierra」のSafariでの設定は、プライバシーをより良く制御できるようになります
- iOS 11で「設定」>「Safari」での「PRIVACY & SECURITY」の項目
- Prevent Cross_Site Tracking(サイト越えトラッキングを防ぐ)
- Ask Websites Not To Track Me(Webサイトにトラッキングの停止を求める)
今回追加されたのは次の2項目
Webサイトの中にはコンテンツ提供時にユーザーの閲覧動作をトラッキングして、ユーザーの好みに合わせた内容を表示するものがあります
この設定を「オン」にするとWebサイトからコンテンツを取得する時にトラッキング停止の要求が送られます、ただその要求に応じるかどうかはWebサイトに任せられます
多くのWebサイトは、ユーザのデバイスにCookieやその他のデータを保存します
このデータには、ユーザが提供した情報(氏名、メールアドレス、好みなど)が含まれることがあります、Webサイトはユーザを識別して再訪時にユーザに合わせたサービスや情報を提供するためにこれらのデータを使用します
デフォルトでは、ユーザが直接アクセスしたWebサイトからのCookieおよびWebサイトデータのみがSafariで受け入れられます
これにより、広告会社がデバイスにデータを保存するのを防ぐことができ、環境設定でCookieとその他のWebサイトデータをすべて受け入れまたはブロックするように設定できます
「macOS High Sierra」では、「Safari」の「環境設定…」の「プライバシー」タブを選択する事で「オン / オフ」ができます
「iOS 11」の正式版は9月19日(日本時間9月20日)、「macOS High Sierra」の正式版は9月25日(日本時間9月26日)リリースとアナウンスされています
では、では・・・
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