Apple Maps、ついにWeb版をリリース!Google Maps対抗の新機能とは?

Apple Maps、ついにWeb版をリリース!Google Maps対抗の新機能とは?

Appleが長年待ち望まれていたApple MapsのWeb版をついにリリースしました。スマートフォンユーザーはもちろん、パソコンでマップを利用する方にも朗報となる今回の発表です。
Apple Maps beta_01.

Apple MapsWeb版、ついに登場!

Apple Mapsといえば、iPhoneやiPadなどのApple製品でおなじみの地図アプリです。2012年のデビュー以来、スマートフォンアプリとして進化を続けてきましたが、ついに待望のWeb版がパブリックベータとして公開されました。


これまでApple Mapsを利用するには、Apple製品が必要でした。しかし、このWeb版のリリースにより、WindowsパソコンやAndroidスマートフォンのユーザーも、ブラウザさえあればApple Mapsを利用できるようになりました。

Apple Maps beta_05.

Web版Apple Mapsの主な機能

Web版Apple Mapsでは、スマートフォンアプリとほぼ同等の機能が利用できます。主な機能をご紹介します。

  1. 道順案内:車や徒歩での経路を簡単に検索できます。
  2. スポット検索:レストランや観光地など、気になる場所の情報を探せます。
  3. レビューと評価:各スポットの口コミや星評価を確認できます。
  4. フードオーダー:マップ上から直接、食事の注文ができる機能も!
  5. ガイド機能:世界中の都市のおすすめスポットを紹介するキュレーションガイドを閲覧できます。


さらに、今後数か月以内に「Look Around」機能も追加される予定です。これは、Googleマップのストリートビューに似た360度パノラマビュー機能です。
Apple Maps beta_04.

利用方法と対応環境

Web版Apple Mapsを利用するには、ブラウザで「beta.maps.apple.com」にアクセスするだけです。現在は英語版のみの提供ですが、今後他の言語にも対応していく予定とのこと。

対応ブラウザは以下の通りです:

  • Mac・iPad:Safari、Chrome
  • Windows PC:Chrome、Edge

Google Mapsとの競争激化?

Apple MapsのWeb版リリースは、長年この分野で圧倒的なシェアを誇るGoogle Mapsへの挑戦状とも言えそうです。Google Mapsはすでに何年も前からWeb版を提供しており、多くのユーザーに利用されてきました。

Apple MapsがWebに進出することで、ユーザーの選択肢が増えることになります。特に、以下のような利点が考えられます:

  1. クロスプラットフォーム対応:Apple製品以外でもApple Mapsが利用可能に
  2. シームレスな体験:iPhoneで使っていたお気に入りの場所をPCでも確認できる(今後のアップデートで対応予定)
  3. 開発者向けツールの拡充:MapKit JSを使用する開発者が、Web版Apple Mapsにリンクできるように

今後の展開と期待

現在はパブリックベータ版ということで、まだ改善の余地がありそうです。今後、以下のような進化が期待されます:

  • 多言語対応:日本語を含む様々な言語でのサービス提供
  • 「Look Around」機能の実装:よりリアルな街の様子を確認可能に
  • Apple IDとの連携:保存した場所やカスタムガイドの同期

Web版のリリースにより、Apple Mapsの利用者数は大きく伸びる可能性があります。同時に、オープンソースの地図プラットフォームも台頭してきており、AmazonやMeta、Microsoftが支援する「Overture Maps Foundation」なども、今後の展開が注目されます。

まとめ

Apple MapsのWeb版リリースは、地図アプリ業界に新たな風を吹き込む出来事と言えます。
ユーザーにとっては選択肢が増え、より便利に地図サービスを利用できるようになります。

Appleの強みである使いやすいインターフェースと、プライバシー重視の姿勢が、Web版でも発揮されることが期待されます。
まだベータ版ですが、これからの進化に大いに注目です!

(Via Apple.)


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