すい臓がん(ステージIVa)の手術から丸4年経過しました

すい臓がん(ステージIVa)の手術から丸4年経過しました

今日で丸四年

先日、手術から4年経過と言うことで、3年を経過して6ヶ月に一度から1年に一度に変わった造影剤を使用してのCT検査と3ヶ月に一度の腹部レントゲン(イレウスの確認)と血液検査を行ってきました
Blood test 00002
現状では何も問題なしで経過良好と言う嬉しい結果でした


2014年6月17日に黄疸で入院し、色々な検査の結果6月26日にすい臓がんステージIVaと診断とともに余命4ヶ月を宣告されました

8月からジェムザールとTS-1の抗がん剤で化学療法、副作用や白血球の減少でジェムザールを使用出来ない時や量を減らして12月の6クール目ではがんがほとんどないくらいまで縮小し、手術ができる状態に

ステージIで手術ができたとしても、90%の確率で3年以内に再発とのデータも在り、その当時の日本膵臓学会の過去20年間の治療成績によると、ステージIの5年生存率は約60%、ステージIIで44%、ステージIIIで24%、ステージIVaで11%、ステージIVbで3%、辛い思いをして結果は同じかと考えたり手術を受けるか悩みました

すい臓がんで手術ができるのは20%と言われていました、相方さんと話をして手術ができる20%に入れたのだからと、手術を受けることに

2015年1月20日に手術、イレウスなどの合併症などに悩まされましたが2015年9月4日に退院

退院後も腹壁膿瘍が再発したり、イレウスになりかかったりしながら、丸4年経過しました

すい臓の大半を切除しているので膵液の分泌が少なく、消化不良がおきたり脂分を多く取ると調子が悪かったりすることもあるのですが、まずまず普通の生活が過ごせています

一年前の丸3年経過時に、主治医からはステージIVaからの場合の再発はほとんど1年以内、3年経過したのでまず大丈夫とも言われました

普段の生活で、再発などが頭をよぎることはないのですが、ベッドに入ってなかなか寝つけない時には、つい考えてしまうこともあります

保険外診療も色々ありますが、私はどれが正しくてそうでないかは解りません

本人の生への気力、家族の支え、医師との信頼関係が大切であると思っています

もし、がんの宣告や余命宣告をされても、その後に私のように手術が出来る事もあります、ましてや日々医学も進歩しています、得に2014年以降はFOLFIRINOX療法やゲムシタビン・ナブパクリタキセル(Gem/nabPTX)療法などより有効な治療法が保険認証されています、ご本人もご家族の方も諦めないで欲しいと思います

昨今、芸能人の方や有名人の方が、がんが原因で亡くなられたとのニュースも多く、どちらかと言えばネガティブな事がニュースとして取り上げられ、”寛解”したことは殆ど報じられることはありません

しかし、余命4ヶ月から、普通の生活ができるところまで来れると言う事実もあるのだと言うことを知って頂いて、小さな光でも見えることで力が出ることもあるのではないかと言う思いです

画像元:Paolo Villa’s photography by Flickr


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