やっと再スタートラインに立てる喜び

やっと再スタートラインに立てる喜び

まいど、酔いどれ( @yoidoreo )です。

腹壁消化管瘻孔



余命4ヶ月宣告を受け、抗がん剤での化学療法で手術できるところまでなり手術したのが、昨年の1月20日

退院したのが昨年の9月4日でした

腹部の同じ場所を4回開腹したこともあり、腹壁消化管瘻孔を発症し何度か治りかかっては再発の繰り返しでした



同じ場所を4回開腹し開腹したところがケロイド状態になり固くなっていて、チューブを挿入して消化液に触れないようにしているのですが最後はこのチューブを外して自然に塞がるのを待ちます

普通は細胞の活性化で塞がるのですが、固く柔軟性がなくなっているために活性化が遅く消化液で塞がりかかったところが汚染されて、また瘻孔が広がってしまうと言うことの繰り返しでした



手術から1年1ヶ月



特に昨年末は、殆どピンホールくらいの状態になり数日入院して治そうとしたのですが、結局は塞がらず年を越えました

今年に入って、塞がりきってはいないけど消化液の汚染もほんの少しの状態が続いていました、一週間前くらいからその汚染された時の状況がなくなってきました

2月18日の通院の時に診てもらうと、やっと塞がっていました!!

ただ、塞がってはいるがしっかり塞がるのには2週間ほどかかるとのこと、これまでと同じように注意をして生活をしようと思います

血液検査の結果も、殆どの項目で基準値内です


IMG 9570


がんで使う5年生存率とは



この5年生存率とは、治療開始から再発していようがいまいが生存している比率ですので、再発していても生きていれば生存となるわけです

がんの場合、治療でがんが消失して5年経過までに再発しない場合を『治癒』とみなされます、治療で取り除き切れなかった「がん」は成長が早く5年以内で検査により見つかる大きさになるのだそうです

5年以降は殆ど再発することはないと言われていますので、5年生存率が使われるのだそうです

治癒・完治・寛解の違い



がんの場合、症状が良くなった時に「治癒」「完治」「寛解」を使います

  • 治癒・完治:治療を終えてから5年以上再発しない場合
  • 寛解:症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態でこのまま治る可能性もあるし、場合によっては再発する可能性もある



私の場合、手術後の抗がん剤による化学療法もなかったことから『寛解』になるのだろうと思います

これから



これからは、ひと月に一回の血液検査と半年に一回の造影剤を使ったCT検査になり、早速来月は退院後半年になるので造影剤を使ったCT検査です

退院直後は、押さえていたつもりでしたがやはり焦っていたのでしょう、無理をしたようで腹壁消化管瘻孔の再発に繋がりました

今回はその轍を踏まないように、今は寒い次期なので無理をしないように暖かくなる時期を待って本格的にリハビリを再開したいと思います


先を考える



合併症の再発で行動などが制約されていましたので、とにかくこれを治すことを念頭において来ました

何時治るとかはっきりしないので「目標」とか「希望」とか先を考えないようにしてきました

がんの再発と言う場合も十分に考えられますが、先を少し考えられるような気持ちになってきたのでリハビリと共にゆっくりこれからのことを考えたいと思っています

がんを宣告された方



がんを宣告された方、私と同じように余命を宣告された方でもしこれを読んで頂いているのなら

余命を宣告されてここまで回復した私はラッキーだったのかもしれません

抗がん剤での化学療法の副作用で辛い時もありました、それを支えてくれた家族のためにも手術が出来るようになった時の元気になってまた家に帰ってくるのだと言う気持ち

4度に及ぶ開腹手術に気持ちが折れそうになることもありましたが、家族の励ましと愛情に何とか応えたいという思い

それらが支えになってここまで来れたと思っています




余命宣告からここまで回復したのがたまたまだったのかもしれません、でも諦めなかったことがここまで回復できたことではないかと思っています

巷では、こうすればがんが治っただのと色々と取り上げられます
私の場合は、抗がん剤が効きましたが人によって向き不向きや年齢的な問題や体力など違ってくると思います、どれが正しいのかは最後まで解らないのではないかと思っています

最終的に決断するのは自分です、自分の決断信じて医師を信頼して、諦めないことだと思います






COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 6 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By t.miyasita

    よかった

    • By 酔いどれ

      t.miyasita さん、ありがとうございます。

      はかないものになってしまうかもしれないですけど
      夢や目標をもてるのって嬉しいものです

  2. By しもよし

    経験を基にした記事、素晴らしいです。迫力がありつつも暖かくて、生きる喜びが伝わってくる気がします。
    自分はつまらない仕事の件などでくじけそうになる時がありますが、生きているからこそなのですね。
    基本は健康な体が一番だと再認識させていただいております。
    何もできませんがこれからも応援しています。

    • By 酔いどれ

      しもよし さん、はじめまして。

      ほんと健康が一番ですね、これがないと何も始まりません

      私もそうなのですが、このことに気付く時って健康でなくなった時が多いのです
      これまでと違ってこれからは健康を気にしながら、生活をしていこうと思っています

      ありがとうございました

  3. By 西

    まずは、おめでとうございます。
    我が家の妻は胃を92パーセント切除してから20年経ちました。
    身内の病気の経験をしてから1日1日がとても大切だと思うようになりました。
    (たまに忘れますが)
    自分も含め、万人の人生は限られていると思いますが大切に楽しく少しは世の中にも貢献して生きていきたいと思います。
    酔いどれオヤジさんにはいつも新鮮な気持ちを頂いております、感謝!
    今後とも楽しいブログをよろしくお願いします。

    • By 酔いどれ

      西 さん、はじめまして。

      コメントありがとうございます

      奥様、大変だったのですね
      でも20年経過と言うと完全治癒ですね(^ ^)

      こんなしんどい思いをしたのですが、私も健康の大切さを時々忘れてしまいます

      奥様、大切にされているのでしょうね
      奥様だけでなく、ご自身のお身体もご自愛くださいませ

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