すい臓がん(ステージIVa)の手術から5年、寛解へ

すい臓がん(ステージIVa)の手術から5年、寛解へ

寛解

手術して治癒を目指すのに、がんの再発は初めてがんを宣告された時よりもショックが大きいものです

転移をともなう再発は、その後の治療の選択肢も限られてくるのが現実のようです

再発とは外科手術などで取りきったように見えた原発巣のがんが、目に見えないほどの大きさで残っており、それが時間を経て増大し発見されることです

寛解とは完治したと言う意味ではなく、画像診断や検査等でがんが検出できない状態になったと言う意味で、現在の画像診断技術や検査等で見つけることのできない微細ながん細胞が残っている可能性を否定できるものではありません

再発

再発のタイプは大きく分けて三つあります

  • 局所再発
  • がんがあった部位と同じ場所やその近くに現れる再発

  • 領域再発
  • がんが周囲の組織に浸潤し、周辺のリンパ節に発生する再発

  • 遠隔再発
  • がんがリンパ管や血管を通って局所から遠く離れた部位に現れる再発

すい臓がんの場合は、血液の流れに乗って広がりやすいのが特徴です

5年生存率

がんでは術後5年間再発しなければ、完治(寛解)しただろうと見なすことになっています

すい臓がんは極めて進行が速く、早期発見が難しいがんでほとんどは発見時ステージIVだと言われています

国立がん研究センターの「がん情報サービス」によると、すい臓がんの場合

  • 3年生存率(相対生存率)は全体で 15.1%、ステージIVでは 2.6%
  • 5年生存率(相対生存率)は全体で 9.6%、ステージIVでは 1.7%

これから

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今回は血液検査でCEAの数値が 5.7ng/mlと基準値の 5ng/mlを越えたため、丸5年の来年1月の検査予定を早めて造影剤でのCT検査をおこないました

血液検査の結果からCT検査そして結果までの約2週間は「再発」と言う言葉が頭をよぎり不安な日々でした

結果としてCEAの数値も基準値内に収まり、5年と言うことで造影剤でのCT検査も腹部だけでなく胸部の撮影もおこないましたが、問題は見つらなかったので寛解と言うことになりました

すい臓がんで切除していることで、脂肪分の吸収力が落ちているので、薬で補いながらと言うことになります

また食事も気を付けて、定期的に検査も受けながらで変わりはありませんが、これまで頭の中の片隅に常にあった「再発」と言うこ恐れからは開放されるかなと言う気持ちです

ステージIVからの僅かな確率での生存率の恩恵を受けることができたこと、これまで精神的に支えてくれた家族に感謝をしてこれからも生きていこうと思います

また私と同じ病気の方やご家族の方が、少しでも希望を持てることができればと思います


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