Appleは先日公開したiOS 18.4、macOS 15.4などの一般向けアップデートに続き、新たな開発者向けベータ版の提供を開始しました。
今回はiOS 18.5、iPadOS 18.5、macOS 15.5、tvOS 18.5、watchOS 11.5、そしてvisionOS 2.5が対象となります。
最新ベータ版のリリース状況
Appleは3月31日にiOS 18.4、iPadOS 18.4、macOS 15.4、tvOS 18.4、visionOS 2.4の一般向けアップデートをリリースしました。その翌日にはwatchOS 11.4も再リリースされています。これらの一般公開に続いて、Appleは次期アップデートに向けた新しいビルドセットの提供を開始しました。
新しいベータ版のビルド番号は以下の通りです:
- iOS 18.5とiPadOS 18.5:ビルド番号22F5042g
- macOS Sequoia 15.5:ビルド番号24F5042g
- tvOS 18.5:ビルド番号22L5542f
- watchOS 11.5:ビルド番号22T5542f
- visionOS 2.5:ビルド番号22O5442g
新ベータ版の予想される内容
現時点では、これらの新しいビルドの具体的な内容はまだ明らかになっていません。開発者たちがビルドを詳しくチェックするにつれて、新機能や更新された機能の詳細が徐々に浮かび上がってくるでしょう。
ただし、可能性が高いのは、Appleが段階的に展開を進めている「Apple Intelligence」にさらなる変更が加えられることです。Apple Intelligenceは同社の最新AI機能で、徐々にその対応範囲を広げています。
前回のアップデート(iOS 18.4など)の主な変更点
参考までに、今回のベータ版の前身となるiOS 18.4では、以下のような変更が行われました:
- 8つの新しい言語によるローカライゼーションサポートの拡大
- Image Playgroundに新しい「Sketch(スケッチ)」スタイルを追加
- Visual Intelligence(ビジュアルインテリジェンス)のiPhone 15 ProおよびPro Maxへの対応拡大
- Apple Vision Pro用の新しいアプリの追加
- ShortcutsとCarPlayの変更
- 新しい絵文字の追加
WWDCとの関連性
今回のベータサイクルはWWDC(Worldwide Developers Conference、世界開発者会議)前の最後のものとなる可能性があります。例年6月に開催されるWWDCでは、Appleが次期バージョンのOSを発表することが慣例となっています。
そのため、iOS 18.5やmacOS 15.5は現行バージョンの最後のメジャーアップデートとなり、次はiOS 19やmacOS 16といった全く新しいバージョンが発表される見込みです。開発者たちにとって、このベータサイクルは現行OSの改善点を確認する最後の機会となるでしょう。
まとめ
具体的な新機能はまだ明らかになっていませんが、Apple Intelligenceのさらなる拡充が期待されています。
これらのベータ版はWWDC前の最後のメジャーアップデートとなる可能性が高く、開発者にとって現行OSの最終調整を確認する重要な機会となります。
一般ユーザーは安定性を重視し、正式リリースを待つことをお勧めします。
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