Apple が初のiOS 18 / iPadOS 18の採用率データを公開

iOS 18 の採用率は、過去のバージョンと比較してどのような状況なのか、また、Apple がユーザーに提供しているアップデートの選択肢についても見ていきます。
iOS 18 の採用率の詳細
Apple は、2025年1月21日時点で App Store にアクセスしたデバイスのデータを基に、iOS 18 の採用率を公開しました。
その結果、過去 4 年以内に発売された iPhone のうち 76% が iOS 18 をインストールしていることが分かりました。また、すべての iPhone を含めると、68% が iOS 18 を利用しています。
これらの数字は、昨年の iOS 17 の採用率とほぼ同じ推移を示しており、多くのユーザーが最新の iOS にアップデートしていることが伺えます。
過去の iOS バージョンとの比較
過去の iOS バージョンの採用率と比較してみると。
- **過去 4 年以内に発売された iPhone の場合:**
- iOS 18:76%
- iOS 17:19%
- それ以前:5%
- **すべての iPhone の場合:**
- iOS 18:68%
- iOS 17:19%
- それ以前:13%
これらのデータから、最新の iOS へのアップデートが進んでいることが明確に分かります。特に、過去 4 年以内に発売された iPhone では、その傾向が顕著です。
iPadOS 18 の採用率
iOS だけでなく、iPadOS 18 の採用率も公開されています。過去 4 年以内に発売された iPad のうち 63% が iPadOS 18 をインストールしており、すべての iPad を含めると 53% が iPadOS 18 を利用しています。
iPadOS の過去バージョンとの比較
iPadOS についても、過去のバージョンと比較してみましょう。
- **過去 4 年以内に発売された iPad の場合:**
- iPadOS 18:63%
- iPadOS 17:27%
- それ以前:10%
- **すべての iPad の場合:**
- iPadOS 18:53%
- iPadOS 17:28%
- それ以前:19%
iPadOS でも、iOS と同様に最新バージョンへのアップデートが進んでいることが分かります。
Apple のアップデート戦略
Apple は近年、ユーザーが最新のメジャーリリースにすぐにアップデートしなくても、現在の iOS バージョンを維持しやすいように配慮しています。
例えば、iOS 18 がリリースされた際、同時に iOS 17.7 もリリースされました。これにより、ユーザーは最新機能を利用するために iOS 18 にアップデートするか、または重要なセキュリティ修正を含む iOS 17.7 にアップデートするかを選択できました。
この戦略により、ユーザーはメジャーアップデートに伴う潜在的なバグを避けつつ、重要なセキュリティアップデートを受け取ることができます。
最近では、iOS 17.7.2 と iPadOS 17.7.2 が 11 月にリリースされ、重要なセキュリティ修正が提供されました。これにより、iOS 18 にアップデートしていないユーザーも、可能な限り安全な環境でデバイスを使用できます。
mixpanelでは
iOSの採用率を提供しているmixpanelでの、1月24日時点でのiOS 18の採用率は 76.26%でした。
まとめ
Apple のアップデート戦略は、ユーザーに最新機能へのアクセスとセキュリティの確保の両方を提供しており、ユーザーにとって有益です。最新の iOS にアップデートするかどうかは、それぞれのユーザーの判断に委ねられていますが、Apple はあらゆるユーザーに対して最適な環境を提供しようと努めていると言えます。
(Via Apple.)
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