「日記を書く時間はあるのに、三日坊主で続かないのはなぜ?そう感じたことはありませんか?
この記事を読めば、iPadやMacでも手軽に続けられる「ジャーナル」アプリの魅力と使いこなしポイントがわかります。普段のメモ感覚で書き始めるコツから、新機能の活用法まで、今日からすぐ実践できるヒントをお届けします。
「ジャーナル」アプリがクロスプラットフォーム化した背景
iPhone向けに登場した「ジャーナル」アプリは、iOS 17.2で初お披露目されました。
しかし画面サイズの制約もあり、「もっと大きな画面で書きたい」という声が少なくありませんでした。そこでAppleは、iPadOS 26とmacOS Tahoeのベータ版に「ジャーナル」をプリインストール。秋の正式リリースに向け、iPadやMacでも日記体験を提供します。
iPadOS 26・macOS Tahoeで何が変わるのか
コラプシブルサイドバーで機能一覧に素早くアクセス
画面左側には折りたたみ可能なサイドバーが追加されました。Insights(思考の振り返り)、設定、各ジャーナルの一覧など、必要な機能へワンクリックで移動できます。大きな画面を有効活用しつつ、シンプルなUIを保っているのがポイントです。
キーボードショートカットとApple Pencil対応
新メニューバーにはキーボードショートカットがビルトイン。[ ⌘ ] + [ N ]で新規エントリーを作成し、[ ⌘ ] + [ F ]で検索画面へ移動できます。さらにiPadではApple Pencilでの手書き入力・図解が可能に。手書きメモ派の私も、ペンで直接アイデアを書き留められるのは便利です。
注目の新機能6つを詳しく紹介
今回のアップデートでは、デバイス対応だけでなく、iPhone版を含めて多くの新機能が追加されます。
1. 複数ジャーナルの作成
これまでは1つのジャーナルしか作れませんでしたが、今度は用途別に複数作成可能になります。
例えば「仕事用」「プライベート用」「旅行記録用」といった感じで分けられます。私なら「日常」「読書記録」「アイデアメモ」の3つに分けたいと思います。
2. インライン画像の追加
写真を文章の途中に挿入できるようになりました。これまでは専用のメディアセクションにしか画像を配置できませんでしたが、より自由度の高い日記が書けます。
文章で「この時の写真がこちら」と書いて、すぐ下に画像を配置する。こんな自然な流れの日記が作れるようになります。
3. 描画と手書き機能
Apple Pencilがなくても、指で描画や手書きができるようになります。もちろん、Apple Pencilがあればより精密な描画が可能です。
日記に簡単な図を描いたり、気持ちを手書きで表現したり。文字だけでは伝わらない微妙なニュアンスも記録できます。
4. マップビュー
どこで日記を書いたかが地図上で確認できる機能です。旅行先での思い出や、いつものカフェでの記録など、場所と思い出がセットで振り返れます。
後から「あの時どこにいたっけ?」と思い出すときに、とても便利な機能でしょう。
5. 検索機能の改善
Appleは検索機能を大幅に改良したと発表しています。過去の記録から特定の内容を見つけやすくなるので、日記が蓄積されるほど価値が高まります。
6. 削除エントリーの復元
間違って削除してしまった日記を復元できるようになります。大切な思い出を誤って消してしまう心配が減るのは安心ですね。
マルチデバイス対応がもたらす3つのメリット
複数のデバイスで「ジャーナル」が使えることで、日記を書く習慣が大きく変わります。
まず、書きやすさの向上です。移動中はiPhoneで、家ではiPadやMacで。その時々で最適なデバイスを選べます。
次に、継続しやすさです。どのデバイスでも書けるということは、「デバイスがないから今日は書けない」という言い訳がなくなるということです。
そして、表現の豊かさです。Apple Pencilでの手書き、大画面での長文作成、写真の自由な配置。デバイスごとの特徴を活かした記録ができます。
日記アプリとしての「ジャーナル」の活用法
「ジャーナル」は単なる日記アプリではありません。Appleのエコシステムと深く連携しているため、写真、位置情報、音楽、フィットネスデータなど、様々な情報を自動的に提案してくれます。
例えば、その日聴いた音楽や訪れた場所を元に、日記のきっかけを作ってくれます。「何を書こう?」と悩む時間が減るのは大きなメリットです。
また、複数ジャーナル機能を使えば、用途別の記録管理も簡単です。仕事の振り返り、健康記録、子どもの成長記録など、目的に応じて使い分けできます。
他の日記アプリとの違い
市場には多くの日記アプリがありますが、「ジャーナル」のユニークさはAppleエコシステムとの深い連携にあります。
Day OneやMomentなど人気アプリもありますが、iPhoneの写真アプリ、ヘルスケア、マップなどのデータを自動で提案してくれる機能は、Apple純正アプリならではです。
ただし、カスタマイズ性や高度な機能については、サードパーティ製アプリの方が優れている場合もあります。
始めるのは今がチャンス!秋に向けてiPhoneでできる準備
「iPad版やMac版が出るのが待ちきれない!」という方は、まずは今お使いのiPhoneで「ジャーナル」に慣れておくのがおすすめです。秋のアップデートが来た時に、スムーズに新しい環境へ移行できます。
まだ「ジャーナル」アプリを使ったことがないなら、まずは設定から始めてみましょう。おすすめなのが、「ジャーナルのスケジュール」機能です。毎日決まった時間に「ジャーナルの時間です」と通知を送ってくれるので、書き忘れを防ぎ、習慣化するのに役立ちます。例えば、「平日の夜10時」と「週末の朝9時」に設定しておけば、生活リズムに合わせて無理なく続けられます。
そして、難しく考えずに、まずは何でも書いてみてください。嬉しかったこと、腹が立ったこと、美味しかったランチのこと。写真や動画、訪れた場所などを追加すると、後から見返した時にその時の記憶が鮮明に蘇ります。
まとめ
複数デバイス対応により書きやすさが向上し、新機能により表現の幅も広がります。特に、手書き機能やインライン画像は、デジタルとアナログの良さを組み合わせた魅力的な機能です。
今日から始めてほしいこと:もしまだ「ジャーナル」アプリを使ったことがないなら、今すぐiPhoneでダウンロードして、簡単な一言日記から始めてみてください。
9月のアップデートまでに習慣化しておけば、新機能を最大限活用できるはずです。
(Via 9to5Mac.)
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