Apple、中国では Mac が第2四半期比で 17% の成長、iPad が第2四半期比で 47% の成長を記録
2023年第2四半期、中国本土のPCとタブレット市場の動き
AppleのMacは、2023年第2四半期に前年と比べて17%の伸びを見せました。特に注目すべきは、iPadが中国本土で前年比47%もの成長を達成したことです。
同四半期、中国本土へのPC(デスクトップやノートブックなど)の出荷は、前年よりも19%減少し、960万台となりました。
この中で、デスクトップとノートブックの出荷は、それぞれ300万台、660万台となり、どちらも前年比19%の減少となりました。2023年7月までの経済の回復が予想よりも遅れている中、企業のIT投資は慎重な様子です。
一方、タブレット市場は前年比8%の出荷増加を記録し、650万台となりました。これは、前年の供給制約の四半期と比較して、iPadのパフォーマンスが向上したためです。
Canalysのアナリスト、Emma Xu氏によれば、中国本土のビジネス市場の回復は予想よりも弱いとのこと。経済のさまざまな指標、例えば輸出の低迷や消費者支出の減少、銀行融資の遅れなどが、IT業界やPC市場にとっての逆風を示しています。
消費者向けの「618」ショッピングフェスティバルでは、支出が約15%増加しましたが、電子製品への支出は控えめでした。Xu氏は、2023年第2四半期のPC市場の販売が大きく伸びなかったことから、消費者が近いうちに新しいデバイスを購入することは少ないと分析しています。
Canalys は、中国本土における PC 市場の回復には引き続き困難が伴い、2023 年通年の出荷台数は年間 19% 減少すると予想しています。
主要なPCブランドの中で、Lenovoが再びトップの座を獲得しましたが、前年比24%の出荷減少を経験しました。一方、Appleは前年比17%の成長を達成し、5位にランクインしました。
タブレット市場では、Appleが前年比47%の成長を達成し、出荷台数230万台でトップの座を獲得しました。これは、2022年第2四半期に大きな供給の問題を経験したことと比較しての数字です。
(Via Mac Daily News.)
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