Appleの年次開発者会議「WWDC 2025」が今年も盛大に開催されました、今年は特に驚きの発表がありました。なんと、次期OSの名称がこれまでの通例を破り、西暦と連動する形で「iOS 26」として登場したのです。
基調講演では、刷新された美しいデザイン「Liquid Glass」が大きな注目を集めましたが、実はその裏で、私たちのiPhoneライフを劇的に変えるかもしれない、数多くの「隠れた新機能」が発表されていたことをご存知でしょうか?
この記事では、基調講演では時間の都合上、詳しく語られなかったものの、日々の使い勝手を大きく向上させてくれるであろう、かゆいところに手が届く19個の便利な新機能を、一つひとつ丁寧に解説していきます。あなたのiPhoneが次にどれだけ賢くなるのか、一緒に見ていきましょう!
毎日の「ちょっとした不便」を解消する神アップデート
まずは、私たちの日常生活に直接関わる、細やかでありながら非常に効果的な改善点から見ていきましょう。こうした小さな変化こそが、スマートフォンの満足度を大きく左右するんですよね。
アラームのスヌーズ時間を自由に設定可能に!
朝が苦手な方、お待たせしました。これまで一律で9分だったアラームのスヌーズ間隔が、iOS 26ではついに自由に変更できるようになります。「あと5分だけ…」が本当に実現できるわけです。私自身、毎朝スヌーズ機能にお世話になっている一人として、これは本当に嬉しいニュースです。一日の始まりを、自分に合ったリズムで迎えられるようになりますね。
AirPodsが睡眠を検知してメディアを自動停止
寝る前に音楽やポッドキャストを聴いていると、いつの間にか眠ってしまって朝まで再生されっぱなし…なんて経験はありませんか?iOS 26では、AirPodsがユーザーの睡眠を検知し、自動でメディアの再生を一時停止してくれるようになります。バッテリーの節約にもなりますし、何より睡眠を妨げられることがなくなる、スマートな機能です。
メッセージアプリが自然言語検索に対応
メッセージアプリの過去のやり取りから、特定の情報を探し出すのに苦労した経験は誰にでもあるはず。iOS 26では、Apple Intelligenceの力で、まるで人に話しかけるように「去年の夏にもらった住所」といった自然な言葉でメッセージを検索できるようになります。大量のメッセージを消さずに保存しておくタイプの方にとっては、まさに救世主となる機能でしょう。
メッセージの吹き出し内テキストを部分選択
地味ながら、使ってみるとその便利さに驚くであろう改善がこちら。これまではメッセージの吹き出し全体をコピーするしかありませんでしたが、iOS 26では必要な部分だけを選択してコピーできるようになります。長い文章の中から住所や電話番号だけを抜き出したい、といった場面で非常に重宝しそうです。
集中モードで特定のSIMをミュート
仕事用とプライベート用で2つのSIMを使い分けている方にとって、待望の機能が登場します。新しい集中モードでは、特定のSIMからの通知や着信を完全にオフに設定できるようになります。これにより、家に帰ったら仕事用のSIMを完全にサイレントにして、プライベートな時間をしっかりと確保するといった使い方が、より簡単に、そして自動でできるようになるでしょう。
バッテリーとカメラの使い勝手が劇的に向上
スマートフォンの心臓部とも言えるバッテリーと、多くの人が最も利用する機能であるカメラ。iOS 26では、これらの基本的な性能もAIの力で大きく進化します。
AIによるバッテリーの「適応型電力」
「適応型電力(Adaptive power)」という新機能の詳細はまだ謎に包まれていますが、噂によれば、AIがユーザーのiPhoneの使い方を学習し、電力使用をインテリジェントに最適化することで、バッテリー寿命を向上させる機能だと考えられています。特に、将来登場が噂される「iPhone 17 Air」のような、さらなる薄型化・軽量化が進むモデルにおいて、この技術は非常に重要な役割を果たすことになるでしょう。
充電完了までの推定時間を表示
ついに、この機能が標準搭載されます。iOS 26では、iPhoneを充電器に接続すると、フル充電まであとどれくらいかかるかの推定時間が表示されるようになります。Androidユーザーにはお馴染みの機能でしたが、これで「あとどれくらいで充電終わるかな?」とソワソワすることもなくなりますね。
カメラレンズの汚れを検知してお知らせ
せっかくのシャッターチャンスなのに、写真を見返したらレンズの指紋でぼやけていた…という悲しい経験はありませんか?iOS 26のカメラアプリは、レンズに汚れが付着していることを検知すると、撮影前に「レンズを拭いてください」といったアラートを出してくれるようになります。この賢いアシスト機能で、失敗写真を未然に防ぐことができます。
写真、メモ、リマインダーも、もっと便利に
日常的に使うアプリも、よりパーソナルで使いやすく進化を遂げます。
写真アプリでイベントごとに整理
写真アプリに「イベント」という概念が加わるようです。これにより、例えば「夏祭り 2025」や「北海道旅行」といった特定のイベントに関連する写真をまとめて管理しやすくなることが期待されます。膨大な写真の中から目的の一枚を探し出すのが、これまで以上に簡単になりそうです。
ウォレットアプリで自動入力用のクレジットカードを管理
ネットショッピングを頻繁に利用する方には朗報です。ウォレットアプリ内で、Safariなどの自動入力(AutoFill)で使用するクレジットカード情報を直接管理できるようになります。カードの追加や削除、優先順位の変更などが一箇所で完結するため、より安全でスムーズな決済体験が実現します。
マップアプリに新しいインシデント報告機能
Appleのマップアプリも、人気のナビアプリ「Waze」のように、ユーザーが交通状況を報告できる機能が強化されます。事故や渋滞、工事などの情報をリアルタイムで共有することで、より精度の高いルート案内が可能になります。
ジャーナルアプリで複数のジャーナルを作成
日記アプリ「ジャーナル」の使い方が大きく広がります。これまでは一つのジャーナルしか持てませんでしたが、iOS 26では複数のジャーナルを作成可能に。例えば、「日々の出来事」用、「マラソントレーニングの記録」用、「旅行記」用など、テーマごとにジャーナルを分けて記録できるようになります。これにより、思考や経験の整理が格段にしやすくなるでしょう。
メモアプリからMarkdown形式でエクスポート
多くの人が愛用するメモアプリですが、文章を書くプロや開発者の間では「Markdown(マークダウン)」という記法が広く使われています。iOS 26では、このメモアプリで書いた文章を、ついにMarkdown形式で書き出す(エクスポートする)ことができるようになります。他のアプリやプラットフォームへの連携が、よりスムーズになりますね。
アクションボタンからリマインダーを直接作成
iPhone 15 Pro以降のモデルに搭載されているアクションボタン。このボタンの使い道がさらに広がります。長押しするだけで、瞬時にリマインダーを作成できるようになるのです。何かを思いついたその瞬間に、忘れることなくタスクとして記録できる、非常に実用的な機能です。
ポッドキャストとプライバシー機能の嬉しい進化
最後に、エンターテイメントと、Appleが常に重視してきたプライバシーに関する新機能を見ていきましょう。
ポッドキャストの会話を強調して聞きやすく
電車の中やランニング中など、周りが騒がしい環境でポッドキャストを聴いていると、BGMや効果音に邪魔されて会話が聞き取りにくいことがありますよね。iOS 26のポッドキャストアプリには、人の声を際立たせる「対話の強調(Enhance Dialogue)」機能が搭載されます。これで、音量を不必要に上げることなく、クリアな音声を楽しめるようになります。
ポッドキャストの再生速度の選択肢が増加
情報収集のためにポッドキャストを倍速で聴いている方も多いでしょう。iOS 26では、再生速度の選択肢がさらに増え、より細かく自分の好みに合わせて調整できるようになります。限られた時間で、より多くの情報をインプットしたい現代人には必須の機能改善と言えます。
設定アプリに「ブロックリスト」が登場
迷惑な連絡先を管理するための「ブロックリスト」が、設定アプリ内に新設されます。誰をブロックしているのかが一目で分かり、管理がしやすくなります。
連絡先ブロック時の「セーフティチェック」
連絡先をブロックする際に、「セーフティチェック」が作動するようになります。この機能の詳しい仕組みはまだ不明ですが、ストーカー対策など、ユーザーの安全を確保するために、関連する情報へのアクセス権限などを自動で見直してくれる機能になるのかもしれません。
パスワードアプリにパスワード履歴機能
独立したアプリとなる「パスワード」アプリには、パスワードの変更履歴を記録する機能が追加されます。他の多くのパスワード管理アプリでは既に提供されている機能ですが、これにより、過去にどのパスワードを使っていたかを確認でき、同じパスワードの使い回しを避けるのに役立ちます。
まとめ
今回ご紹介した19の機能は、まさに「かゆいところに手が届く」ものばかり。アラームのスヌーズ時間といった日常の小さなストレスから、バッテリー管理、プライバシー保護といった大きなテーマまで、あらゆる面でiPhoneがより賢く、よりユーザーに寄り添うパートナーへと進化を遂げることがお分かりいただけたかと思います。
これらの機能の多くは、今後数ヶ月かけてリリースされるベータ版で順次利用可能になる予定です。
今年の秋に予定されている正式リリースが、今から待ち遠しいですね!
(Via BGR.)
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