iPhoneは多くのファイルを保存できる便利なデバイスですが、写真や動画、ドキュメント、オーディオファイルなどをMacに転送したい場面も多いでしょう。
メールやメッセージを使って送る方法もありますが、もっと効率的でスマートな方法がいくつか存在します。
特に、iOS 18.2では、iPhoneをMacに接続する際の新たな信頼設定機能が導入され、より簡単にファイル転送ができるようになりました。
iPhoneからMacにファイルを転送するすべての方法を詳しく解説します。
iPhone Mirroringを使ってファイルを転送する方法
iPhone Mirroringとは?
iPhone Mirroringは、Macの画面上にiPhoneの操作画面を表示し、直接ドラッグ&ドロップでファイルを転送できる便利な機能です。以下の手順でファイルを移動できます。
手順
- iPhoneを接続する
- ファイルを転送する
– Macで「iPhone Mirroring」アプリを起動します。
– MacとiPhoneの両方で表示される指示に従い、接続を完了させます。
– Mac上に表示されたiPhoneのウィンドウで「ファイル」アプリなどを開き、転送したいファイルを選択します。
– そのファイルをMacのデスクトップやフォルダにドラッグ&ドロップするだけで転送完了です。
AirDropを使ってファイルを転送する方法
AirDropとは?
AirDropは、Appleデバイス間でファイルをワイヤレスで転送できる機能です。Wi-FiとBluetoothを利用するため、インターネット接続がなくても高速でファイルを送ることができます。
手順
- 転送したいファイルを見つける
- デバイスを選択する
- 転送を承認する
– 「写真」アプリで画像を開く。
– 「ファイル」アプリでドキュメントを開く。
– いずれの場合も、「共有」アイコンをタップします。
– 「AirDrop」アイコンをタップし、表示された近くのデバイスからMacを選択します。
– Macがリストに表示されない場合は、AirDropの設定を確認し、Macの「検出可能な相手」を「すべての人」または「連絡先のみ」に変更してください。
– Mac側で転送リクエストを承認すると、ファイルが自動的に「ダウンロード」フォルダに保存されます。
iCloudを使ってファイルを転送する方法
iCloudとは?
iCloudを利用すると、iPhoneで保存したファイルが自動的にMacにも同期され、転送の手間を省けます。事前に設定が必要ですが、一度設定すれば簡単にファイルを共有できます。
手順
- iPhoneでiCloudを設定する
- MacでiCloudを設定する
– 「設定」アプリを開き、Apple IDをタップします。
– 「iCloud」を選択し、保存したい項目(写真、ドキュメントなど)をオンにします。
– Macの「システム設定」から「Apple ID」を選択します。
– 「iCloud」に移動し、iPhoneと同じApple IDでサインインします。
– 同期したいデータを選択すると、iPhoneのファイルが自動的にMacに表示されます。
物理的な方法でファイルを転送する方法
LightningケーブルやUSB-Cケーブルを使用する
- iPhoneとMacをケーブルで接続する
- Finder(またはiTunes)を開く
- ファイルを転送する
– LightningケーブルまたはUSB-Cケーブルを使い、iPhoneとMacを接続します。
– macOS Catalina以降ではFinderを使用。
– macOS Mojave以前ではiTunesを使用。
– Finderのサイドバーに表示されたiPhoneを選択し、「ファイル」をクリック。
– 転送したいファイルをMacにドラッグ&ドロップします。
外部ストレージを使用する
- USBメモリや外付けHDD/SSDを使用
– iPhoneに対応したLightningまたはUSB-C接続のストレージデバイスを使用。
– 「ファイル」アプリからデバイスにファイルをコピーし、その後Macに接続して転送。
まとめ
用途や状況に応じて最適な方法を選びましょう。
- iPhone Mirroring:Mac上でiPhoneを操作しながら直接ファイルを転送。
- AirDrop:ワイヤレスで簡単にファイルを共有。
- iCloud:自動的にデバイス間でファイルを同期。
- 物理的な接続:ケーブルや外部ストレージを使用して転送。
どの方法も、それぞれの環境やニーズに合わせて活用すれば、快適にファイルを管理できます。
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