デスクトップに同じような見た目のフォルダがたくさんあって、「あれ、どれが何のフォルダだっけ?」と迷った経験はありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、macOS Tahoe 26で登場した新しいフォルダカスタマイズ機能です。
3クリックでフォルダに色をつけたり、絵文字を貼ったりして、一目で分かるデスクトップを作って、整理できるようになります。
今まで設定画面を深く掘り下げたり、サードパーティのアプリを使わなければできなかった作業が、驚くほど簡単になりました。では、その具体的な方法をご紹介します。
これまでのフォルダカスタマイズの問題点
macOSでフォルダの見た目を変えるのは、正直言って面倒でした。設定の奥深くまで潜って行ったり、FancyFoldersのような専用アプリをダウンロードしたり。「なんでこんなに大変なの?」と思った人も多いはずです。
でも、macOS Tahoe 26のベータ版では、そんなストレスとはお別れです。Appleが「もっと簡単にしよう」と考えてくれたおかげで、マウスを数回クリックするだけで、フォルダを自分好みにカスタマイズできるようになりました。
特に、複数のプロジェクトを同時に進めている人や、デスクトップに資料フォルダをたくさん置いている人には、本当に便利な機能です。
フォルダに色をつける方法(3ステップで完了)
まずは、フォルダの色を変える方法から説明します。本当に簡単で、慣れれば10秒もかかりません。
- 色を変えたいフォルダを見つける
- 右クリックする
- 色を選ぶ
デスクトップやFinderで、カスタマイズしたいフォルダを探してください。どんなフォルダでも構いません。
そのフォルダを右クリックしてください。すると、いつものメニューが表示されます。
メニューの中に、色とりどりの丸いアイコンが並んでいるのが見えるはずです。これがカラータグです。好きな色をクリックしてください。
すると、フォルダがその色に変わり、フォルダ名の横にも同じ色の小さな印がつきます。これで完了です。
⚠️ ちょっとした注意点
複数の色を選ぶこともできますが、フォルダ自体は最後に選んだ色になります。選んだ色は全部、フォルダ名の横に小さな点として表示されます。
絵文字やアイコンでフォルダをもっと分かりやすく
色だけでは物足りない人には、絵文字やアイコンを貼る機能もあります。これがあると、遠くからでも「あ、あれは写真フォルダだ」「こっちは仕事の資料だ」と一目で分かるようになります。
絵文字・アイコンを追加する手順
- フォルダを右クリック:
- 「フォルダをカスタマイズ…」を選択:
- アイコンまたは絵文字を選ぶ:
- デスクトップの空いている部分をクリック:
カスタマイズしたいフォルダを右クリックします
カラータグの下に表示されているこのメニューをクリックしてください
– デフォルトで表示されるアイコンから選ぶか
– 右下の「絵文字」ボタンをクリックして絵文字一覧から選ぶか、どちらでもOKです
選択を確定するために、フォルダ以外の場所をクリックしてください
これで、選んだアイコンや絵文字がフォルダに表示されます。アイコンは立体的に見えるように表示され、絵文字はカラフルなステッカーのように表示されます。
💡 大事なポイント
アイコンや絵文字は一度に1つしか設定できません。新しいものを選ぶと、前のものは自動的に消えます。
使用例とメリット
この機能を使うとデスクトップは劇的に使いやすくなりす。例えば:
- 仕事関連のフォルダ:青色にビジネスバッグの絵文字💼
- 写真フォルダ:ピンク色にカメラの絵文字📷
- 音楽ファイル:オレンジ色に音符の絵文字🎵
- 書類フォルダ:グレー色に📄の絵文字
こうやって整理すると、急いでいるときでも必要なフォルダをすぐに見つけられます。特に、似たような名前のプロジェクトフォルダがたくさんある場合には、色分けが本当に重宝するはずです。
また、家族で共有しているMacの場合、それぞれの個人フォルダを色分けしておけば、間違って他の人のファイルを開いてしまう心配もありません。
元の見た目に戻す方法
「やっぱり元のシンプルなフォルダがいいな」と思ったときも、簡単に戻せます。
- 元に戻したいフォルダを選択
- 右クリックして「フォルダをカスタマイズ…」を選択
- 「クリア」ボタンをクリック:ウィンドウの左下にあるこのボタンで、アイコンや絵文字が消えます
- 色タグをもう一度クリック:設定した色を解除するには、同じ色をもう一度クリックしてください
これで、フォルダは最初の状態に戻ります。
この機能を最大限活用するコツ
色分けのルールを決める
自分なりの色分けルールを作っておくと、長期間使っても混乱しません。例えば:
- 赤:緊急度の高い仕事
- 青:進行中のプロジェクト
- 緑:完了した案件
- 黄:プライベート
絵文字は直感的なものを選ぶ
凝った絵文字よりも、一目で内容が分かるシンプルなものがおすすめです。📊(グラフ)、💰(お金関係)、🏠(家関係)など、誰が見ても分かりやすいものを選びましょう。
過度なカスタマイズは避ける
すべてのフォルダを派手にしてしまうと、かえって見づらくなります。本当に重要なフォルダや、よく使うフォルダだけをカスタマイズするのがポイントです。
よくある失敗と対処法
色が多すぎて逆に分からなくなった
7色以上使うと、人間の脳は色の違いを認識するのが難しくなります。メインで使う色は5色程度に絞りましょう。
絵文字が小さくて見えない
macOSの表示設定で文字サイズを大きくしていると、絵文字も一緒に大きくなります。システム環境設定の「アクセシビリティ」から調整できます。
共有フォルダでカスタマイズが反映されない
ネットワーク上の共有フォルダでは、この機能が使えない場合があります。ローカルのフォルダでのみ利用可能な機能です。
他のMac整理術との組み合わせ
フォルダカスタマイズは、他のMac整理術と組み合わせることで、さらに効果を発揮します。
- Spotlightとの相性:色分けしたフォルダも、Spotlight検索で普通に見つけられます。色で整理した上で、検索でも見つけられるので、二重の安心感があります。
- Dockとの使い分け:よく使うアプリはDockに、よく使うフォルダはデスクトップに色分けして配置する、という使い分けも効果的です。
- タグ機能との併用:macOS標準のタグ機能と、今回紹介したカスタマイズ機能を組み合わせれば、より細かい分類が可能になります。
まとめ
でも、毎日使うデスクトップが整理されることで、仕事の効率は確実に上がります。
「どこに何があるか分からない」というストレスから解放されれば、本来やりたい作業に集中できるようになります。
また、見た目が整ったデスクトップは、気分的にもすっきりして、作業のモチベーションアップにもつながります。
今度macOS Tahoe 26を使う機会があったら、ぜひこの機能を試してみてください。
3クリックでできる小さな変更が、あなたのMacライフを大きく変えてくれるはずです。
*この記事で紹介した機能は、macOS Tahoe 26のベータ版での情報に基づいています。正式版では仕様が変更される可能性がありますので、ご注意ください。
(Via iDrop News.)
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