Appleシリコンチップを搭載した噂の最初のMacのモデルが腑に落ちないこと

Appleシリコンチップを搭載した噂の最初のMacのモデルが腑に落ちないこと

最初のARM Macのモデル

9to5Macによると

Ming-Chi Kuo氏がARM Macのラインナップに関する最新の予測を報告しています。Kuo氏は、AppleがWWDCで最初のARMプロセッサを発表し、ARM CPUを搭載した最初のMacモデルは、次世代の13.3インチMacBook Proと新設計のiMacになると考えています。


Kuo氏は、まったく新しいデザインのiMacが間もなく発売されることを確認しており、これがIntel CPUを搭載したApple最後の新しいMacになるようです。Kuo氏によると、Appleは2020年第4四半期/2021年第1四半期から、Appleのシリコンを搭載した13.3インチのMacBook Proをリリースして、ARMへの移行を開始するとのことです。24インチのディスプレイを搭載し、ベゼルを薄くしたiMacも、同様の時期にARMへの移行が予定されています

最初のARM Macのパフォーマンス

また同期時の中で

Kuo氏は、Macのモデルは、Intelの前身モデルと比べて50~100%の性能向上を実現すると予想しています

Apple InsiderでApple Silicon Developer Transition Kitの最初のベンチマークが公開されています、これによると

パフォーマンス面では、シングルコアテストで736~844ポイント、平均811ポイントという結果になりました、マルチコアのベンチマークでは、2,582ポイントから2,962ポイントの範囲で、平均2,781ポイントとなっています

これらの結果は、同じくA12Z Bionicを採用している12.9インチiPad Proのシングルコア1,118ポイント、マルチコア4,625ポイントのベンチマークよりもかなり低いのですが、その理由はいくつかあります

まず、AppleはiPad Proラインの2.5GHzクロックではなく、DTKでは遅い2.4GHzでA12Zを実行しています、しかし、現時ポイントではこれがなぜそうなのかは明らかではありません

もう1つの干渉要因は、ベンチマークそのもので、Apple Silicon上で動作するARMベースのネイティブアプリを使うのではなく、Geekbench 5のmacOSクライアントを使ってベンチマークを行っている可能性があります

AppleはIntelベースのMac向けアプリをApple Silicon上で動作するように変換するトランスレータとしてRosetta 2を導入しているため、ベンチマークのスコアに影響するオーバーヘッドが発生する可能性が高いです


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なぜ最初のMacのモデルが腑に落ちないのか?

16インチのMacBook Proよりも先に13インチのMacBook ProがAppleのシリコンに移行するのは少し変な感じがします

なぜなら、ベンチマークスコアーからみるとAppleのラップトップのIntel製チップを圧倒しそうだからです

もし、13インチのMacBook Proが16インチのMacBook Proより先に、Appleシリコンチップに移行した場合に最高の性能のモデルが高価なモデルよりも高性能となると言うギャップが生まれることになります

24インチのiMacに関しては、そのサイズは21インチのiMacの代わりになるのであれば意味がありますが、その場合は現在の27インチモデルの代わりに新しい30インチまたは32インチのiMacが出てくるはずです

そうなれが、現行の27インチから24インチへの変更は、ディスプレイサイズの大幅なダウングレードとなります

30インチまたは32インチのiMacがなく、唯一のiMacが24インチとなるのでは、Appleシリコンチップを搭載したMacにする意味がないと思われます


13インチのMacBook Pro、24インチiMacが先にリリースされれば、16インチMacBook Proと30インチまたは32インチiMacのよりスペックの上がったMacの登場が直ぐ後に控えていることになり、買い控えが起きる可能性がおおいにあると思われます


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