Apple、 iOS 18 Developer Beta 5をリリース:注目の新機能と変更点

Apple、 iOS 18 Developer Beta 5をリリース:注目の新機能と変更点

iOS 18 Developer Beta 5のリリース

iOS 18 Beta 5は、開発者向けに2週間ごとのペースでリリースされている最新版です。ビルド番号は22A5326fとなっています。

一般ユーザーの皆さんへの正式リリースは今秋を予定していますが、開発者や一部の Beta テスターの方々は既に新機能を体験できる状況です。

ただし、 Beta 版はまだ開発途中のソフトウェアですので、パフォーマンスや安定性に課題がある可能性があります。メインで使用するiPhoneにインストールする際は、くれぐれもご注意ください。

注目の新機能と改善点

1. 写真アプリの大幅改善

ユーザーからのフィードバックを受けて、写真アプリに大きな変更が加えられました。

  • カルーセルインターフェースの削除
  • アルバムへのアクセスが容易に
  • 「すべての写真」グリッドの視認性向上

これらの変更により、写真の管理や閲覧がより直感的で使いやすくなりました。

IOS 18 beta 5_01.

2. Safariの新機能「Distraction Control」

iOS 18 Beta 5で最も注目すべき新機能の一つが、Safariブラウザに追加された「Distraction Control(注意散漫コントロール)」です。この機能を使うと、Webページ上の特定の要素を選択的にブロックできるようになります。

例えば:

  • サインインを促すポップアップ
  • 広告などのコンテンツオーバーレイ
  • その他、閲覧の邪魔になる要素

これにより、ユーザーは必要な情報に集中しやすくなり、Webブラウジング体験が大幅に向上します。

3. ダークモードアイコンの追加

「Find My(探す)」アプリと「マップ」アプリに、新しいダークモードアイコンが追加されました。夜間や暗い環境での使用時に目に優しく、スタイリッシュな印象を与えます。
IOS 18 beta 5_02.

4. コントロールセンターの改善

複数のコントロールセンターアイコンがリデザインされました。特に「画面ミラーリング」と「モバイルデータ通信」のアイコンが新しくなっています。視認性が向上し、直感的な操作が可能になりました。
IOS 18 beta 5_03.

5. 盗難防止機能の設定場所変更

「盗難防止機能」の設定が、「設定」アプリ内の「プライバシーとセキュリティ」メニューから管理できるようになりました。以前は「Face ID とパスコード」画面からのみアクセス可能でしたが、より論理的な配置になったと言えるでしょう。

6. ホーム画面編集の簡略化

ホーム画面を長押しして「編集」をタップすると、新しく「ページの編集」ボタンが表示されるようになりました。このボタンを押すと、複数ページビューに直接アクセスでき、特定のホーム画面ページの表示・非表示をより簡単に設定できます。
IOS 18 beta 5_04.

iOS 18 Beta 5の評価と今後の展望

iOS 18 Beta 5は、ユーザーインターフェースの改善と使いやすさの向上に重点を置いた更新と言えます。特に、写真アプリの改善とSafariの新機能は、多くのユーザーに歓迎されるでしょう。

ただし、これらの機能はまだ Beta 版であり、正式リリースまでに変更される可能性があります。開発者や Beta テスターからのフィードバックを基に、さらなる改善や調整が行われると予想されます。

まとめ

iOS 18 Beta 5は、ユーザー体験の向上を目指した意欲的な更新と言えます。
写真アプリの使いやすさ向上や、Safariの新機能など、日常的に使用する機能の改善が目立ちます。

正式リリースまでにさらなる改善が期待されますが、既にiOSの進化の方向性が見えてきたと言えます。

(Via 9to5Mac.)


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