Apple、iOS 18.6.2/iPadOS 18.6.2/macOS Sequoia 15.6.1 をリリース — 緊急セキュリティ修正を含む

Appleは2025年8月20日、iOS 18.6.2、iPadOS 18.6.2、およびmacOS Sequoia 15.6.1をリリースしました。いずれも重要なセキュリティ修正が含まれ、全ユーザーへの適用が強く推奨されています。
- iOS/iPadOS 18.6.2では、ImageIOフレームワークの脆弱性により、悪意ある画像でのメモリ破損を悪用した高度な標的攻撃の可能性に対応(eclecticlight.co、9to5mac.com)。
- macOS Sequoia 15.6.1も同様に新機能なし、セキュリティ修正のみ(macrumors.com、9to5mac.com)。
- これらはiOS 26/macOS Tahoe登場前の最後の重要アップデートとなる可能性が高い(macdailynews.com)。
背景・概要
Appleは今秋、iOS 26およびmacOS Tahoe(macOS 26)のリリースを予定しています。その直前となるタイミングで、iOS/iPadOS 18.6.2およびmacOS Sequoia 15.6.1を公開しました。これらは最新世代OSに比べて新機能を含まず、セキュリティ強化を目的とした最終的なアップデートとなる見込みです。
脆弱性の内容と危険性

iOSおよびiPadOS 18.6.2では、ImageIOフレームワークに存在した脆弱性により、悪意ある画像ファイル処理でメモリ破損が発生し、極めて巧妙な標的型攻撃に悪用された可能性があります。そのため、既に攻撃が開始されていた懸念もあり、早急な対応が必要とされています。
一方、macOS Sequoia 15.6.1は新機能なし、しかし重要なセキュリティ修正が含まれており、旧OSユーザーにとっても無視できない更新です。
なぜ更新が重要?
これらの脆弱性は既に標的型攻撃に利用された可能性があるとされており、ユーザーが何気なく画像を受信するだけでもリスクにさらされる状況です。
特にImageIOの欠陥はカメラロールやWebコンテンツ、チャットアプリ経由での攻撃に使われ得るため、早急なパッチ適用が不可欠です。
さらに、これらの更新はiOS 26/macOS Tahoeへの移行前に最後のチャンスである可能性が高く、長期的なセキュリティ対策としても極めて重要です。
アップデート手順
- iPhone/iPad
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」より、iOS 18.6.2 または iPadOS 18.6.2 へ更新を行ってください。 - Mac(macOS Sequoia)
「システム設定」→「ソフトウェア・アップデート」から macOS Sequoia 15.6.1 をインストールしてください。
アップデート前にはバックアップをとることをおすすめします。
今後の見通し
今後すぐにiOS 26とmacOS Tahoe(macOS 26)の正式リリースが予想されます。それらが導入されれば新機能や改善が期待されますが、現時点で旧OSを使用しているユーザーに対しては、本アップデートが最も確実なセキュリティ対策となります。
加えて、Appleは今後も旧OSに対して継続的にセキュリティ対応を行う可能性があり、特にサポート終了後の移行期間は注意が必要です。
まとめ
本アップデートは、現在のiOS/macOS環境を利用するすべてのユーザーにとって即時に適用すべき重要なものです。
標的型攻撃による深刻なリスクを防ぐため、今すぐアップデートを行い、デバイスの安全を確保しましょう。
(Via Mac Daily News.)


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