iOS 18で発生している写真編集保存の不具合とその対処方法

iOS 18で発生している写真編集保存の不具合とその対処方法

iOS 18へのアップグレード後、iPhoneユーザーの間で写真編集が保存できない問題が報告されています。

不具合の概要と影響を受けるデバイス

iPhone写真アプリでの編集作業において、変更を保存しようとすると「There was an error saving this photo. Please try again later.(写真の保存中にエラーが発生しました。後でもう一度お試しください。)」というエラーメッセージが表示され編集内容を保存できないのです。


このエラーに直面した場合、「キャンセル」を選んで編集を破棄する以外に、編集インターフェースから抜け出す方法がありません。

特に、iPhone 16モデルのユーザーから多くの苦情が寄せられているものの、古いモデルのiPhoneでもこの問題が発生しています。このバグは、すべてのiOS 18のバージョンで確認されており、アップデート後も未だ解決されていません。

問題の原因と広がり

発生頻度と状況

この写真保存のエラーに関する報告は、2023年9月頃から始まり、それ以来継続的に増加しています。最も新しいバージョンであるiOS 18.2のベータ版でも、テストユーザーからエラーメッセージが表示されたとの報告が多く見られます。
Live Photos Saving Bug_02.
興味深いことに、このエラーはiOS 18の前から一部のユーザーが経験していたものですが、今回のアップデートで頻度が増しているようです。

問題の原因はまだ特定されていません。すべてのユーザーやすべての写真に影響が出るわけではないため、特定の条件でのみ発生する問題と考えられます。


例えば、Live Photosの場合にこのエラーが発生しやすい、またはiCloudフォトとの同期に問題があるのではないかとの推測がなされています。

また、特定の日に撮影した写真すべてにエラーが発生しているという報告もあり、写真のキャプチャや保存時のトラブルが関連している可能性も考えられます。
Live Photos Saving Bug_04.

現時点での対処法と回避策

現在、完全な解決策は提供されていませんが、以下の暫定的な対処方法が効果的であることが確認されています:

1. 写真の複製による対処

問題が発生している写真を「静止画として複製」することで、編集内容を保存できる場合があります。ただし、この方法には以下のデメリットがあります:

  • Live Photo機能が失われる
  • Photographic Stylesの設定が解除される

2. 予防的な対策

編集作業を行う前に以下の点を確認することで、問題の発生リスクを低減できる可能性があります:

  • iCloudの同期状態の確認
  • デバイスの空き容量の確保
  • 写真アプリの再起動

今後の展望とAppleの対応

Appleは本問題を認識しており、修正に向けた対応を進めているとされています。しかし、具体的な解決時期は明らかにされていません。ユーザーとしては、以下の点に注意を払いながら、今後のアップデートを待つことが推奨されます:

  • 重要な写真編集を行う際は、事前にバックアップを取る
  • iOS 18の今後のアップデート情報をこまめにチェックする
  • 問題が発生した場合は、Apple公式サポートに報告する

Live Photos Saving Bug_03.

まとめ

iOS 18にアップデートして以降、一部のユーザーが直面している写真編集の保存エラーは、特にLive PhotosやiCloudフォトに関連する可能性があります。
完全な修正はまだですが、静止画としての複製などで一時的な回避は可能です。
Appleの今後のアップデートに期待しながら、現時点ではこれらの対処法を試してみてください。

(Via MacRumors.)


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