iPhoneのホーム画面、いつの間にか増えたゲームアプリでごちゃごちゃしていませんか？ 「あのゲーム、どこに置いたっけ？」なんて探す時間、ちょっと勿体ないですよね。

この記事を読めば、そんな日々の小さなストレスが解消されるかもしれません。秋にやってくるiOS 26で新しく登場する「Apple Games」と「プレビュー」という2つのアプリ。これらが私たちのiPhoneライフをどう変えてくれるのでしょうか。

ごちゃごちゃしたゲームアプリはもう卒業？「Apple Games」で一括管理

iPhoneでゲームをするのって、手軽で楽しいですね。でも、気づけばアプリが増えすぎて、ホーム画面が散らかってしまう。昔ハマっていたゲームをふとやりたくなった時、「あれ、なんて名前だっけ…」とApp Storeを探し回ることがありませんか。

そんな悩みを解決してくれそうなのが、新しく登場する「Apple Games」アプリです。

これは、音楽のための「Apple Music」や、映画のための「Apple TV」と同じように、ゲームのためだけの特別な場所。iPhone上のあらゆるゲーム体験が、このアプリ一つにまとまるのです。

具体的には、主に4つの機能があります。

• **Home:** 今遊んでいるゲームや、あなたへのおすすめが表示される中心的な画面です。「次に何をプレイしようかな」という時間も楽しくなりそうですね。
• **Arcade:** Appleのゲームサブスクリプション「Apple Arcade」の専用コーナーです。広告なしで楽しめるゲームがここに集約されます。
• **Play Together:** ここが面白いポイントです。友達がどのゲームで遊んでいるか、どんな実績を達成したかが見えるようになります。一緒に遊ぶ約束も、ここから簡単にできるかもしれません。
• **Library:** あなたが今までインストールした全てのゲームがここに保管されます。達成した実績なども一覧できるので、自分だけのゲームの歴史を振り返ることもできます。

これまではバラバラだった「ゲームを探す」「友達とつながる」「過去のゲームを振り返る」といった体験が、一つの場所でシームレスにつながる。つまり、ゲームを探す無駄な時間が減って、もっと純粋に楽しむ時間が増える、ということなんです。

「これ、Macだけの機能じゃなかったの？」待望のプレビューアプリがiPhoneに

Macを使っている方なら、「プレビュー」というアプリの名前、きっと聞き覚えがありますよね。写真やPDFをサッと確認したり、ちょっとした編集をしたりするのに本当に便利な、あの標準アプリです。

正直に言うと、私はずっと「これがiPhoneにもあればいいのに…」と思っていました。

例えば、出先で急に「このPDFにサインして送り返してください」と頼まれた時。専用のアプリを探してインストールしたり、結局ノートPCを開いたり…なんて経験はありませんか？

iOS 26で、ついにその願いが叶います。「プレビュー」が、iPhoneとiPadにもやってくるんです。

これによって、今まで少し面倒だった作業が、驚くほど簡単になります。

• **閲覧と簡単な編集：** 写真やPDFを開いて、サイズを変えたり、向きを回転させたりといった基本的な編集が、特別なアプリなしで完結します。
• **書類のスキャン：** カメラを使って紙の書類を取り込み、PDFとして保存する機能も備わります。もうコンビニのスキャナーに駆け込む必要はないかもしれません。
• **PDFへの自動入力：** 契約書などで名前や住所を入力する際、保存された情報を自動で埋めてくれる機能も搭載されるようです。

特に嬉しいのが、標準の「ファイル」アプリとの連携です。これからは、ファイルアプリでPDFや画像を開くと、自動的にこの「プレビュー」が立ち上がるようになります。操作の流れがとてもスムーズになりそうですね。

でも、本当に「使える」アプリなの？正直なところ

ここまで良いことばかりをお話ししてきましたが、少しだけ冷静な視点も持っておくことが大切です。新しいアプリには、期待と同時にいくつかの課題も見えてきます。

例えば「Apple Games」アプリ。これはゲームのハブとして非常に魅力的ですが、結局のところ、新しいゲームや「Apple Arcade」へユーザーを誘導するための入り口、という側面も強いでしょう。

また、全てのゲームアプリが、この「Apple Games」の機能を100%活用できる形で連携するかは、まだ分かりません。

一方の「プレビュー」アプリも、あくまで「基本的な」閲覧・編集ツールという位置づけになるはずです。仕事で使うような、もっと複雑な注釈を入れたり、ページを結合・分割したりといった高度な機能は、これまで通り専門のサードパーティ製アプリに軍配が上がるでしょう。

すでに高性能なアプリで快適なワークフローを確立している人にとっては、乗り換えるほどのメリットは感じられない可能性もあります。

どんなツールにも、得意なことと不得意なことがあります。大切なのは、その特性を正直に理解した上で、自分の使い方にどう取り入れるかを考えることだと思います。

(Via 9to5Mac.)