AppleのAirPods Maxは、2020年12月の登場以来、多くの注目を集めています。一方、AirPods Proは数々のアップデートを経て進化していますが、AirPods Maxはそのペースが遅いようです。

Bloombergが伝える今後の変更点

Bloombergの最新報告によれば、AppleはAirPods MaxにUSB-Cと新しいカラーバリエーションを追加する予定です。これにより、AirPods MaxがAirPods Proの機能と同等になるのではないかとの期待が高まっていました。しかし、最新の情報ではそのような大きな変更は予定されていないようです。

Mark Gurmanの「Power On」ニュースレターによれば、AppleはAirPods Maxの大きなリニューアルを計画していない可能性が高いです。

実際、新しいアップデートはそれほど大きなものではなく、モデルの世代変更すらないかもしれません。Appleの計画は変わることがありますが、Gurman氏の情報は信頼性が高いとされています。

欧州委員会の規制との関連

新しいハードウェアのアップデートの背後には、欧州委員会の規制への対応があるようです。この規制により、ヘッドホンなどのアクセサリーの充電にUSB-Cを使用することが求められています。現在のAirPods Maxは、Apple独自のLightningポートを使用しています。

今後のアップデートとの比較

Gurman氏は、今年9月にリリースされたUSB-C対応のAirPods Maxと比較して、新しいバージョンは2世代目のLightning AirPods Proと同じ内部チップを使用すると指摘しています。

これは、AirPods Maxが今後もH1チップを使用し続け、H2チップには移行しないことを意味しています。

AirPods Maxにまだ実装されていない機能

H2チップが搭載されていないため、AirPods MaxはiOS 17でAirPods Proに追加された先進的な機能をサポートしていません。

これには、適応オーディオや会話認識、パーソナライズされたボリューム、そして「Siri」の起動ワードが含まれます。Appleの高価なヘッドホンにさらなる機能追加を期待しているユーザーにとって、少し待たされることになるかもしれません。

(Via 9to5Mac.)