Apple Silicon M1 Ultraチップから見えてくる M2のスペックと今後のMacロードマップ

Apple Silicon M1 Ultraチップから見えてくる M2のスペックと今後のMacロードマップ

BloombergのMark Gurman氏は、最新のPower On ニュースレターで今回のApple Eventで発表された製品それぞれの考え方と共に、M1 Ultraチップと、それがMacのロードマップに何を意味するのかを解説しています

Power On news

残りのApple Siliconのラインアップ

同氏は、基調講演の前後には、残りのApple Siliconのラインアップに関する情報がいくつか発表されたと述べています

  • M1Ultraが最後のM1チップになります
  • 27インチiMacは廃止されました
  • AppleSiliconに移行する最後のMacである新しいMacProは、後で登場します(Mac Studioが新しいハイエンドマシンであると人々が信じないようにするために、これを言わなければなりませんでした)

同氏は、”最後のMac” と言うことから、一部の視聴者は、これをMacBookProやMacStudioと同等のチップを備えた新しいiMacProがないことを意味すると考えていましたが、「そうではないと思う、Appleのプロチップを搭載した大型のiMacが開発中であると今でも強く信じています」と述べています

Appleの発言の「Mac Proは、Apple Siliconを搭載する最後の新しいMacになるだろう」と言うのは技術的に真実で、その理由として “iMac Proが実際には製品として存在しないから” で利用できないものをどうやってアップデートできるのかと言います

M1 Ultraは最後のM1チップ

AppleがM1 Ultraを最後のM1チップと言ったことは、Mac Proにとって2つの可能性が…

その一つは:

最も単純な説明は、Appleがその高出力チップに新しい名前を付けることなく、M1 UltraだけでなくデュアルM1 Ultraを搭載したMac Proを展開することができたということです。

Appleは、M1 Ultraの2倍の性能を特徴とする新しいMac Proを開発中で、40個のCPUコアと128個のグラフィックスコアを搭載することにつながっていた

もう一つは:
AppleがM2 UltraとデュアルM2 Ultraができるまで、新しいMac Proを控えていることです

Appleの次のチップ群の予測

同氏は、そのダブルのM2 Ultraを “M2 Extreme” と呼ぶことしてAppleの次のチップ群の予測をしています

  • M2:8つのCPUコアと9つまたは10のグラフィックコア
  • M2 Pro:12個のCPUコアと16個のグラフィックコア
  • M2 Max:12個のCPUコアと32個のグラフィックコア
  • M2 Ultra:24個のCPUコアと48個または64個のグラフィックコア
  • M2 Extreme:48個のCPUコアと96個または128個のグラフィックコア


M2ラインの準備が整うまで、新しいMac Proの発売を控えることは、理にかなっており、それと言うのも、低消費電力のM2 Macは、最初のMac Proよりも先に発売される可能性が高いからです

M1ベースのMac ProがM2マシンの後追いするのは、マーケティング上あまり良いことではありませんが、奇妙なことが起きています

同氏は、今年の半ば頃に少なくとも2、3の新しいMacが発売されると聞いていおり、これまでもこの噂を公開してきているように、今年から来年にかけて発売されるM2バージョンのMacBook Air、Mac mini、13インチMacBook Pro、24インチiMacが開発中です

Apple Studio Display

同氏は、新しいディスプレイに目を向けると 27インチの5Kパネルで、Appleは、特にその典型的な価格戦略を考えると、きちんとした取引を提供しているように見えると述べています

その理由として:

SamsungやDellから、あるいはAmazonで探せば、かなり競争力のあるモニターが見つかるかもしれませんが、Apple製品で1,599ドルはありえないとは思いません。一方、コンピュータを丸ごと内蔵した中級の24インチiMacは、100ドル安く手に入ります。

たとえば輝度600ニット(他のモニターは1,000ニット以上)、購入後に交換不可能なスタンドなどは、万人を喜ばせるものではありませんが、Appleが実際にモニター作りに戻ったという事実は、とてもエキサイティングなことで、そして、これからもっと増えていくと思う、と述べています

また、Pro Display XDRのアップデートが開発中であると聞ていて、解像度を7Kに上げ、Center Stageやデバイス上の「Hey Siri」処理などの機能を安価なディスプレイに合わせるために、Aシリーズのプロセッサを搭載すると予測されるとも述べています

M2 移行後のMacのラインナップ

その新しいハイエンドモニターを次期Mac Proと一緒に発売することは、非常に意味のあることだとも言えます。2023年末のM2移行完了時に、AppleのMacのラインナップが最終的にどうなっているか、同氏が予測しているのは以下の通りです

Pro向け

  • M2 ProおよびM2 Maxを搭載したMacBook Pro(14インチおよび16インチ)
  • M2 ProとM2 Maxを搭載したiMacPro
  • M2 MaxとM2 Ultraを搭載したMacStudio
  • M2 UltraおよびM2 Extremeを搭載したMacPro
  • Apple Pro Display 7K

コンシューマ向け

  • M2を搭載したMacBookAir
  • M2を搭載したMacBookPro(13インチ)
  • Intelモデルを置き換えるM2およびM2 ProバージョンのMacmini
  • M2を搭載したiMac
  • Apple Studio Display

(Via Power On ニュースレター.)


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