スマートフォン業界で最も期待されている製品の一つが、Appleの折りたたみ式iPhone、通称「iPhone Fold」です。
様々な噂が飛び交う中、最新のリーク情報によると、このiPhone Foldが完全に開いた状態のディスプレイは、以前のiPadモデルと同じアスペクト比になるとされています。
最新リーク:iPad風の4:3アスペクト比
iPhone Foldに関する噂は数多くありますが、そのディスプレイサイズについては特に多くの憶測が飛び交っています。以前は「2台の6.1インチiPhoneを折りたたんだようなサイズになる」という噂がありましたが、新たなリーク情報がこれを裏付けるものとなりました。
中国のSNS「Weibo」で情報を発信している「Digital Chat Station」というリーカーによると、iPhone Foldの画面は約4:3のアスペクト比を維持するとのことです。完全にピッタリ4:3というわけではなく、カスタマイズされたスクリーンサイズになるようですが、基本的な形状は従来のiPadシリーズと同じような比率になるようです。
この4:3という比率は、初代iPadから第9世代iPadまで採用されていた伝統的なアスペクト比です。同様に、iPad miniも第5世代までこの比率を採用していました。すべてのiPad Proモデルは4:3を維持していますが、iPad Airは第4世代から約16:23の比率に変更され、第10世代iPadも同じ16:23比率に移行しています。
ディスプレイサイズの詳細
「以前言ったように、Appleの大型折りたたみデバイスもカスタマイズされた比率で、ほぼ4:3です」とリーカーは述べています(翻訳による)。「これは内部と外部の画面の一貫性を目指したものであり、ソフトウェアのエコシステムはiPadと連携しています。」
このリーカーは今回詳細なサイズを明らかにしていませんが、同氏の以前の報告では具体的なサイズが示されていました。それによると、折りたたみを展開した状態の画面は対角線で7.74インチとなり、外側の画面は対角線で5.49インチになるとされています。
新しいリークで「iPhone FoldがiPadと連携する」という表現があることから、このデバイスが初めてiPadスタイルのマルチタスク機能(スライドオーバーなど)を搭載するiPhoneになる可能性も示唆されています。
リーカーの信頼性
Digital Chat Station氏は過去に正確なリーク情報を提供してきた実績があります。ただし、その多くはディスプレイよりもカメラの詳細に関するものでした。最近では、iPhone 17 Proが8K動画撮影に対応するという情報をリークしています。
iPhone Foldの意義とAppleのフォルダブル戦略
折りたたみスマートフォン市場ではSamsungやHuaweiなどの競合他社がすでに複数の製品を展開しています。Appleがこの市場に参入することは、フォルダブルデバイスの普及を大きく加速させる可能性があります。
特に注目すべきは、iPhone FoldがiPadのアスペクト比を採用するという点です。これはAppleが単なるスマートフォンの延長としてではなく、iPhoneとiPadの中間に位置する新しいカテゴリーの製品として構想している可能性を示唆しています。
ユーザーにとっては、普段使いのスマートフォンでありながら、必要に応じてタブレットのような使い方ができる柔軟性が魅力となるでしょう。特に、動画視聴、電子書籍の閲覧、ドキュメント編集など、より大きな画面が有利な用途において、その価値が発揮されると予想されます。
今後の展開と発売時期
現時点でAppleは公式にiPhone Foldの存在を認めておらず、発売時期についても確定情報はありません。しかし、業界アナリストの間では、2025年から2026年にかけての発売が有力視されています。
Apple製品に詳しい著名アナリストのMing-Chi Kuo氏も、Appleが折りたたみデバイスを開発中であることを示唆していますが、製品化までにはまだ技術的な課題が残されているとの見方を示しています。
まとめ
これにより、iPhoneとiPadの機能を融合させた新しいユーザー体験が提供される可能性があります。
Appleはこれまで新しい製品カテゴリーに参入する際、市場で最初というよりも「最高の製品」を目指す傾向があります。
iPhone Foldもまた、単に折りたためるスマートフォンではなく、Appleならではの使い勝手と洗練されたデザインを備えた革新的なデバイスになると期待されています。
(Via Apple Insider.)
LEAVE A REPLY