iPhone 16eが発売されたばかりですが、Appleの革新はとどまることを知りません。今秋には超薄型のiPhone 17 Airを含む4つの新モデルが登場する予定です。

しかし、注目すべきはさらにその先にあります。著名アナリストのMark Gurman氏によると、2026年はiPhoneにとって大きな転換点となる可能性があります。折りたたみiPhoneともう一つの謎の新デザインが登場するというのです。

Mark Gurman氏が明かした2026年のiPhone戦略

BloombergのMark Gurman氏は、週末に配信された「Power On」ニュースレターの中で、AppleのiPhone計画について興味深い情報を明かしました。特に2026年に関する内容が非常に注目を集めています。

Gurman氏はBloombergでこう書いています：

Appleは今年後半に向けてよりスリムなiPhoneを準備しており、2026年に向けて初の折りたたみデバイスの開発を完成させることに注力しています。また、同じ年に向けて別の新しいiPhoneデザインも開発中であると聞いています。

この報告から、特に重要な2点が浮かび上がってきます：

• Appleの折りたたみiPhoneは依然として2026年の発売を予定しており、その開発は最終段階に近づいているということです。
• 2026年には折りたたみモデルとは別に、もう一つの新しいデザインのiPhoneが登場するということです。

これは、2026年に2つの新しいiPhoneデザインが登場するという初めての情報であり、業界に大きな驚きを与えています。

折りたたみiPhoneへの期待と可能性

折りたたみiPhoneの開発は以前から噂されていましたが、今回の報告によってその実現が具体的なスケジュールとともに示されました。Appleは常に「完璧」を追求する企業として知られており、折りたたみ技術においても他社が直面した初期の問題を避けるために慎重な姿勢を取ってきました。

折りたたみスマートフォン市場では、これまでSamsungやHuaweiなどの企業が先行してきましたが、Appleが参入することで市場全体が活性化する可能性があります。Appleならではの洗練されたデザインと使いやすさが、折りたたみ端末の新たな標準となるかもしれません。

また、折りたたみiPhoneの登場は、単なる形状の変化だけでなく、iOS自体の進化も促すと予想されます。画面サイズが変わることで、アプリの表示方法やマルチタスク機能など、ソフトウェア面での革新も期待できるでしょう。

もう一つの「新しいデザイン」の謎

Gurman氏の報告で特に興味深いのは、折りたたみiPhone以外にもう一つの「新しいiPhoneデザイン」が開発中だという点です。しかし、この新デザインについての詳細は一切明かされていません。

これが特に驚くべき理由は、すでに今年AppleがiPhone 17 Airという新デザインを発表する予定であり、さらにiPhone 17 Proモデルにも注目すべきデザイン変更が予定されているからです。それに加えて、2026年にさらに2つの新デザインが登場するというのは、Appleの革新的なロードマップの広がりを示しています。

この謎の新デザインについては様々な推測が可能です。ベースモデルのiPhone 18が新デザインを採用する可能性もありますが、Gurman氏の表現からは、単なるベースモデルの改良以上の大きな変更が示唆されています。

Appleのイノベーション加速の背景

この積極的なイノベーション戦略は、AppleのCEOであるTim Cook氏とハードウェア責任者のJohn Ternus氏が最近ほのめかしていた「これまで以上に野心的なiPhoneロードマップ」という発言とも一致しています。

スマートフォン市場の成熟化が進み、各メーカーの差別化が難しくなる中、Appleはハードウェアデザインとソフトウェア体験の両面で革新を続けることで市場をリードし続ける意図があるようです。特に折りたたみデバイスは、スマートフォンとタブレットの中間に位置する新しいカテゴリーを確立する可能性を秘めています。

また、近年Appleは人工知能（AI）技術にも力を入れており、これらの新デザインとAI機能の統合によって、より直感的で強力なユーザー体験を提供することが考えられます。

今後の展望とAppleの戦略

2026年のiPhoneラインナップはまだ先のことですが、これらの噂はAppleが革新的なデザインと技術開発に積極的に投資していることを示しています。

折りたたみiPhoneの登場は、単に新しい形状のデバイスを提供するだけでなく、ユーザーがデジタルコンテンツとどのように関わるかを再定義する可能性を秘めています。大きく開いた画面でより没入感のある体験を提供しながら、折りたたんだ状態ではポケットに収まるコンパクトさを実現するという、相反する要求を満たすことができるでしょう。

そして、もう一つの新デザインについても、Appleらしい予想を超えたイノベーションが期待できます。これまでAppleは、Touch IDの導入、ホームボタンの廃止、ノッチデザインの採用、Dynamic Islandへの進化など、iPhoneの歴史の中で何度も大胆なデザイン変更を行ってきました。2026年に登場する新デザインも、同様にiPhoneの進化において重要な一歩となるでしょう。

(Via 9to5Mac.)