パーソナルAIの未来:Jony IveとSam Altmanの野心的ベンチャー
元AppleのデザインチーフであるJony Iveと、OpenAIのCEOであるSam Altmanは、画期的なAIを搭載したパーソナルデバイスを開発するために手を組みました。二人は現在、無名のスタートアップのために積極的に資金を募っており、Ive氏は10億ドルの資金調達を目指しています。
無限の可能性を秘めた謎のデバイス
AIデバイスの詳細はまだ不明ですが、ひとつ確かなことは、従来のスマートフォンとは似ていないということです。
Altman氏が画面なしのウェアラブルAIデバイスであるHumane AI pinに多額の投資を行っていることから、両社の合弁事業が同様の製品を製造する可能性は十分にあります。このようなデバイスの潜在的な用途は、パーソナル・アシスタンスや健康モニタリングから、スマートホームシステムとのシームレスな統合やその先に至るまで、膨大なものです。
主要投資家を惹きつける
昨年秋に初めて話題になったIve氏とAltman氏のパートナーシップは、今や強固なものとなり、彼らの新興企業は大手ベンチャーキャピタルに積極的に働きかけています。
Altman氏が共同設立した先駆的な人工知能研究所であるOpenAIは、この事業に出資する可能性があります。さらに二人は、最先端技術への多額の投資で知られる日本のコングロマリット、ソフトバンクの孫正義CEOとも話し合いを行っています。
その他の投資家候補としては、OpenAIの既存投資家であるThrive Capital氏や、Appleの共同創業者である故Steve Jobs氏の未亡人であるLaurene Powell Jobs氏が設立したベンチャーキャピタルであり慈善団体でもあるEmerson Collectiveなどがあります。
Ive氏のApple退社後の活動
2019年にAppleのデザインチーフを退任して以来、Jony Ive氏は新たな機会を模索しています。彼は当初、自身の会社LoveFromを通じてクパチーノを拠点とする企業とコンサルティング関係を維持していましたが、そのパートナーシップは2022年に終了しました。
このAltman氏との新たなベンチャーは、Ive氏のキャリアにおけるエキサイティングな新章を示すものであり、彼の優れたデザインを急速に進化する人工知能分野に応用することを可能にします。
デザインとAIの融合
Ive氏とAltman氏のコラボレーションは、ワールドクラスのデザインと最先端のAI技術の強力な融合を象徴しています。
象徴的でユーザーフレンドリーなデバイスの開発におけるIve氏の比類なき専門知識と、人工知能に対するAltman氏の深い理解により、両社のジョイントベンチャーは、パーソナルテクノロジーとの関わり方を再定義する可能性を秘めています。
スタートアップが資金を確保し、開発が進むにつれ、テクノロジー界はこの謎のAIデバイスのさらなる詳細を待ち望んでいます。Jony IveとSam Altmanが指揮を執るこのベンチャーは、パーソナル・コンピューティングと人工知能の未来に大きなインパクトを与える準備が整っています。
(Via MacRumors.)
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