M5チップ、まずはMacに搭載!iPad Proより先行

AppleのM4チップの展開はまだ完了していませんが(M4 MacBook Airが近日発売予定)、M5チップは今年の秋にデビューする見込みです。そして、AppleはM4での不評だった決定をM5で是正すると報告されています。

週末、Mark Gurman氏は、AppleのM5チップを搭載する最初のデバイスについて報じました。そして、その中で、同社のM4でのアプローチからの重要な変更点を指摘しています。

Bloombergの記事によると:

M5チップへの移行は、秋に新しいMacBook Proモデルとともに開始されます。その後、2026年前半までにM5 iPad Proが登場するはずです。言い換えれば、M4とM5チップの移行では、リリース順序が逆になり、M5がiPad Proよりも先にMacに搭載されることになります。


昨年5月、Appleは、多くの人々を驚かせました。最新のM4チップをMacではなく、新しいiPad Proに初めて搭載したのです。

その後、最初のM4搭載Macが登場するまで、実に6ヶ月もの時間がかかりました。

iPad Proユーザーは、最新チップを最初に手に入れることができましたが、これは特にMacユーザーにとっては不評でした。その理由の一つは、最初のM4 Macが11月に登場するまで、長い間待たなければならなかったことです。

しかし、今年の秋に登場するM5シリーズでは、Appleは方針を転換し、新しいMシリーズチップをMacで最初に発表するという以前の戦略に戻るようです。今回は、新しいMacBook Proがその対象となります。

そして、MacBook Proが最初のM5デバイスとなるため、2023年のM3シリーズと同様に、ベースのM5チップだけでなく、M5 ProとM5 Maxも同時にデビューするはずです。

M4チップのiPad Pro先行投入、その背景とユーザーの反応

AppleがM4チップをiPad Proに先行投入した背景には、いくつかの要因が考えられます。

まず、iPad Proの性能向上に対する需要の高まりです。近年、iPad Proはクリエイティブな作業やビジネス用途での利用が増え、より高い処理能力が求められるようになってきました。M4チップの投入により、iPad Proはこれらのニーズに応え、競合製品との差別化を図ることができました。

次に、Appleのチップ開発戦略の変化です。Appleは、自社開発のチップをMacだけでなく、iPadやiPhoneなど、様々な製品に展開することで、製品全体の性能向上と最適化を図っています。M4チップのiPad Pro先行投入は、この戦略の一環と見ることができます。

しかし、この決定は、一部のMacユーザーからは不評を買いました。Macユーザーは、伝統的に新しいチップの最初の搭載を期待しており、iPad Proへの先行投入は、彼らにとって予想外の出来事でした。また、M4搭載Macの登場が遅れたことも、不満の一因となりました。

M5チップでMac優先戦略に回帰、その狙いとは?


M5チップでMac優先戦略に回帰するAppleの狙いは、Macユーザーの期待に応えることにあると考えられます。


Macは、Appleの製品ラインナップの中でも重要な位置を占めており、特にプロフェッショナルユーザーからの支持が厚いです。M5チップをMacに最初に搭載することで、これらのユーザーの満足度を高め、Macの競争力を維持することが期待されます。

また、M5チップの性能向上も、Mac優先戦略の背景にあると考えられます。M5チップは、M4チップよりもさらに高い処理能力を持つと予想されており、これによりMacは、より高度な作業やアプリケーションに対応できるようになります。これは、特にプロフェッショナルユーザーにとって魅力的な要素となるでしょう。

AppleのM5チップは、M4でのiPad Pro先行投入という戦略から一転、Mac優先戦略へと回帰する見込みです。
これにより、Macユーザーは、最新のチップをいち早く体験できるようになり、その性能向上を実感できるでしょう。

(Via 9to5Mac.)


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