スマートスピーカーに「今日の天気を見せて」って言えたら、すごく便利だと思いませんか？声だけで情報を聞くのも良いけれど、パッと目で見て確認できたら、忙しい朝なんて特に助かりますよね。

実は今、Appleがそんな未来を実現してくれるかもしれない、と話題になっています。

この記事を読めば、Appleの「画面付きHomePod」に関する最新の噂の真相がわかります。そして、もし本当に登場したら私たちの生活がどう変わるのか、いつ頃手に入る可能性があるのか、具体的な情報をもとに一緒に見ていきましょう。

iOS 26ベータ版に隠された小さなヒント

ことの発端は、開発者向けに公開されたiOS 26のベータ版で見つかった、ほんのわずかなテキストでした。米国のApple関連ニュースサイト`MacRumors`が、位置情報に関する設定の中に、ちょっと気になる一文を発見したんです。

それは、こんな文章でした。

あなたのHomePodは、地域の天気や時間を表示したり、あなたの地域に関するSiriの質問に答えたりすることができなくなります。

ここで注目したいのが「表示する（show）」という言葉です。ご存知の通り、今販売されているHomePodやHomePod miniには、情報を映し出すための画面がありません。だから、「表示する」という言葉は、少し場違いな感じがしますよね。

これは、Appleが将来的に画面付きのHomePodを出す準備をしている、というサインなのかもしれません。新しい製品が登場する前には、このようにOSの中にヒントが隠されていることがよくあります。

長い道のり：以前からの噂と開発の遅れ

実は、画面付きHomePodの噂は、今回が初めてではありません。最初に話題になったのは2021年頃。もう何年も前から、多くの人が登場を心待ちにしているデバイスなんです。

私もスマートスピーカーを愛用していますが、「今日のニュースを教えて」と頼んだ後、関連する映像や写真が見られたらもっと良いのに、と感じることがよくあります。

しかし、期待とは裏腹に、画面付きHomePodはまだ私たちの前に姿を現していません。噂によると、開発は何度も遅れていて、直近では2024年の12月にも延期されたと言われています。

どうしてこんなに時間がかかっているのでしょうか。その鍵は、ソフトウェアの開発、特にAppleが発表した「Apple Intelligence」にあるようです。

Apple Intelligenceが成功の鍵を握る？

Apple Intelligenceとは、Appleが新しく発表した、iPhoneやMacなどにも搭載されるAI機能のことです。文章を作成してくれたり、情報を要約してくれたり、私たちのやりたいことを先回りして手伝ってくれる、賢いアシスタントのようなものです。

アナリストやリーカーたちの間では、画面付きHomePodにはこのApple Intelligenceが搭載されるだろう、という見方が一般的です。画面があることで、AIが提案する情報をより直感的に、そして豊かに表現できるようになるからです。

例えば、レシピを検索したら材料リストと手順が画面に表示されたり、ビデオ通話ができたりするかもしれません。

ただ、Apple自身も認めているように、このApple Intelligenceを全てのユーザーに届けるには、まだ少し時間がかかりそうです。もし画面付きHomePodの遅れの原因がここにあるなら、私たちがこの新しいデバイスを手にするまでには、もう少し待つ必要があるかもしれませんね。

ここで一つ、すぐにできることがあります。それは、今お持ちのiPhoneやiPadでSiriを積極的に使ってみることです。今のうちから声でデバイスを操作することに慣れておくと、将来新しいHomePodが登場した時に、その便利さを最大限に活用できるはずです。

でも、本当に画面付き？考えられる別の可能性

ここまで期待が膨らむ話をしてきましたが、少しだけ冷静になる必要もあります。というのも、今回見つかった「表示する」というテキストは、必ずしもHomePod本体の画面を意味するとは限らないからです。

`MacRumors`も指摘しているように、これは「HomePodが受け取った情報を、あなたのiPhoneの画面に通知として表示する」という意味で使われている可能性も考えられます。例えば、HomePodに天気を尋ねたら、その答えが手元のiPhoneにプッシュ通知で送られてくる、というような仕組みです。

これはあくまでリーク情報であり、噂の段階です。過度な期待は禁物ですが、それでもAppleがスマートホームの体験を次のレベルに引き上げようとしていることは間違いなさそうです。

(Via MacRumors.)