新しいAirPods Pro 3を買わなくてもライブ翻訳機能が使えます!既存ユーザーに朗報

Appleが昨日の「Awe Dropping」イベントで発表した中でも特に注目を集めたのが、新しいAirPods Pro 3のライブ翻訳機能でした。
しかし、この新機能を使うために必ずしも新しいAirPodsを購入する必要がないことが判明し、既存ユーザーにとって嬉しいニュースとなっています。
ライブ翻訳機能とは

Apple Intelligenceによって実現されるライブ翻訳機能は、異なる言語を話す人々とのコミュニケーションを劇的に改善してくれます。この機能の特徴は以下の通りです。
基本的な動作
- 相手が話す外国語をAirPods経由でリアルタイムに翻訳して聞くことができます
- 自分が話した内容は相手の言語でiPhoneの画面に表示されます
- 双方がAirPods Pro 3を使用している場合、それぞれが母国語で話しながら翻訳を聞くことが可能です
既存AirPodsでも利用可能

対応モデル
当初はAirPods Pro 3専用の機能と思われていましたが、実際には以下のモデルでも利用できることが確認されています。
- AirPods Pro 2以降
- AirPods 4(アクティブノイズキャンセリング付きモデルのみ)
- AirPods Pro 3
技術的背景
この互換性が実現できる理由は、新しいAirPods Pro 3が前世代と同じH2チップを使用していることにあります。H3チップへのアップグレードは行われておらず、ライブ翻訳機能はソフトウェアベースで実装されているため、H2チップ搭載モデルでも動作が可能なのです。
利用に必要な条件
ハードウェア要件
- 対応AirPodsモデル(上記参照)
- Apple Intelligence対応iPhone(iPhone 15 Pro以降、iPhone 16シリーズ、iPhone 17シリーズ、iPhone Air)
ソフトウェア要件
- iOS 26が必要
- AirPodsの最新ファームウェア
- Apple Intelligenceが有効になっていること
注意点と制限事項

AirPods 4の制限
AirPods 4では、アクティブノイズキャンセリング付きモデルのみが対応しています。通常版では利用できない理由は明確にされていませんが、ANC処理が話者と翻訳の分離に重要な役割を果たしている可能性があります。
言語サポートの現状
現在対応している言語は限定的で、以下の言語のみサポートされています。
ローンチ時対応言語
- 英語(米国・英国)
- フランス語
- ドイツ語
- ポルトガル語(ブラジル)
- スペイン語
年内追加予定言語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- 中国語(簡体字)
リリース時期
iOS 26のリリース候補版が開発者向けに配布され、順調に進めば月曜日に一般公開される予定です。ただし、AirPodsの対応ファームウェアはまだリリースされていないため、iOS 26がインストールされてもすぐには機能を利用できない可能性があります。
まとめ
既存のAirPods Pro 2やAirPods 4(ANC付き)ユーザーも新しいハードウェアを購入することなくこの機能を利用できるのは、非常に価値のあるアップデートと言えるでしょう。
日本語サポートも年内に予定されており、国際的なビジネスシーンや旅行での活用が期待されます。
ただし、現時点では対応言語が限定的なため、より多くの言語への対応拡大が今後の課題となりそうです。
(Via Apple.)


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