AirPods Pro 2、最新ファームウェアで聴覚サポート機能がついに利用可能に!

AirPods Pro 2、最新ファームウェアで聴覚サポート機能がついに利用可能に!

画期的な補聴機能の実装で広がるAirPodsの可能性

Appleが、AirPods Pro 2向けに新しいファームウェアアップデートをリリースしました。

このアップデートで最も注目すべき点は、待望の「ヒアリングヘルス機能(Hearing Health features)」の追加です。従来のイヤホンとしての機能に加えて、補聴器としての機能も備えることになり、AirPods Pro 2の活用の幅が大きく広がることになります。

新機能の詳細と特徴

今回のアップデートで追加される機能は、主に以下の3つです:

  1. ヒアリングテスト(Hearing Test)

  2. 臨床レベルの聴力検査を、ご自身のAirPods Pro 2で手軽に実施できるようになります。これにより、日常的な聴力の変化を把握することが可能になります。

  3. 補聴器機能(Hearing Aid)

  4. 軽度から中度の難聴をお持ちの方向けに、FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けた補聴器機能を提供します。専用の補聴器を購入することなく、日常使用しているAirPods Pro 2で補聴器としての機能を活用できる画期的な機能です。

  5. 聴覚保護機能(Hearing Protection)

  6. 大きな音による聴覚への悪影響を防ぐため、音量を自動的に調整する機能です。長時間の使用でも安心して音楽や通話を楽しむことができます。

AirPods Pro 2 firmware_02.

アップデートの導入方法と注意点

新しいファームウェア(ビルド番号:7B19)は、以下の条件で自動的にインストールされます:

  • AirPods Pro 2が充電ケースに入っている
  • iOS端末に接続されている

なお、手動でのインストールは不可能なため、上記の条件を満たした状態で自動アップデートを待つ必要があります。

ファームウェアバージョンの確認方法

お使いのAirPods Pro 2が最新のファームウェアにアップデートされているか確認する方法をご紹介します:

  1. iPhoneまたはiPadで[設定]>[一般]>[情報]を選択します
  2. 接続中のAirPodsを選択します

これにより、現在のファームウェアバージョンを確認することができます。

iOS 18.1との連携

この新機能を利用するためには、iOS 18.1へのアップデートが必要です。10月28日にリリース予定のiOS 18.1には、以下の要素が含まれています:

  • Apple Intelligence(生成AI機能群)
  • ヒアリングヘルス機能との互換性
  • その他の機能改善とバグ修正

AirPods Pro 2 firmware_03.

期待される効果と今後の展望

この機能追加により、AirPods Pro 2は単なるイヤホンを超えた、健康管理デバイスとしての一面も持つことになります。特に以下のような効果が期待されます:

  1. 医療機器へのアクセス改善

  2. 従来の補聴器は高価で、購入をためらう方も多かったですが、既存のAirPods Pro 2で補聴器機能が使えることで、より多くの方が聴覚サポートを受けられるようになります。

  3. 予防医学的アプローチ

  4. 定期的な聴力テストにより、聴力の変化を早期に発見し、適切な対応を取ることができます。

  5. 生活の質の向上

  6. 音楽や通話を楽しみながら、同時に聴覚の健康も管理できる新しいライフスタイルの確立が期待されます。

まとめ

AirPods Pro 2への今回のアップデートは、単なる機能追加以上の意味を持っています。
Appleのウェアラブルデバイスが、エンターテインメントデバイスから健康管理デバイスへと進化する重要な一歩となるでしょう。
iOS 18.1リリース後、補聴器機能が利用できるのは、米国とカナダのみです

(Via Apple Insider.)


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