Apple Vision Proがさらに進化!目だけでスクロールできる新機能が登場予定

今回は、AppleのVision Proがさらに便利になる新機能についてお届けします。SF映画の世界が現実になる瞬間かもしれません。
目の動きだけでスクロール?VisionOS 3の新機能とは
Appleの高級ヘッドセット「Vision Pro」。すでに目の動きを追跡して操作できる機能を搭載していますが、今後さらにパワーアップするかもしれません。
BloombergのMark Gurman氏によると、Appleは現在「目の動きだけでスクロールできる機能」を開発中とのこと。この新機能は、次期OS「visionOS 3」に搭載される予定なんだそうです。
今のVision Proでも、画面上のオブジェクトを見つめて、指でピンチ操作することで選択できます。でも新機能が実装されれば、指を使わずに「目だけ」でコンテンツをスクロールできるようになります。これって結構すごいことだと思いませんか?
新機能はどのアプリで使えるの?
Gurman氏の報告によると、この目でスクロールする機能は、Appleの標準アプリではすべて利用できるようになるそうです。つまり、写真アプリでアルバムをめくったり、Safariでウェブページを読み進めたりといった操作が、すべて目の動きだけでできるようになるわけです。
ただし、サードパーティ製のアプリについては、開発者が専用のコードを追加する必要があるかもしれません。Appleはデベロッパー向けに、この技術を自分たちのアプリに統合する方法を準備しているとのことです。
「え、じゃあ全部のアプリで使えるわけじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんね。確かに、アプリによって操作感が異なるとユーザー体験が一貫しなくなりそうで、少し心配です。でも、新しい技術なので、まずは基本的なところから始めるということなのでしょう。
期待と懸念:目でのスクロールは実用的?
未来的な操作方法として、目でスクロールできるというのはとてもワクワクする話です。手が塞がっているときや、料理中に手が汚れているときなど、指が使えない状況でもコンテンツを読み進められるのは便利かもしれません。
ただ、記事でも触れられていますが、現状のVision Proの目の追跡精度には改善の余地があるようです。現段階では「まぁまぁ良い」程度で、細かい操作を完全に目だけで行うには、まだ不安があるようです。
私も以前VR機器を体験したことがありますが、目の動きを追跡する機能は意外と難しいですね。少しまばたきをしただけで違う場所を選択してしまったり…。Appleがこの技術をしっかり磨き上げて、ストレスなく使える機能にしてくれることを期待したいところです。
visionOS 3ではほかにどんな新機能が?
目のスクロール以外にも、visionOS 3では様々な新機能が登場する可能性があります。具体的な情報はまだ明らかになっていませんが、Vision Proはまだ若いプラットフォームなので、多くの改善や新機能が期待できるでしょう。
たとえば以下のような機能が追加されるかもしれません:
- バッテリー持続時間の改善
- より多くのアプリやゲームへの対応
- マルチタスク機能の強化
- 現実世界とのさらなる融合機能
「でも、そもそもVision Proって高すぎない?」という声も聞こえてきそうですね。確かに3,499ドル(日本円で約60万円)という価格は、一般消費者にとってはかなり高額です。これだけの値段を出すなら、しっかりした進化も期待したいところです。
まとめ
完全に手を使わずにデジタルコンテンツを操作できるようになれば、私たちのテクノロジーとの関わり方も大きく変わるかもしれません。
まだ開発中の機能なので、実際にどのような使い心地になるのか、発表が楽しみです。
Appleが目指す「空間コンピューティング」の世界が、どんどん現実に近づいているのを感じます。
(Via 9to5Mac.)
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