macOS Sonoma 14.4でJava互換性の問題が確認

Oracleは、Java プロセスに影響する重大なバグがあるため、macOS Sonoma 14.4 へのアップグレードを延期するよう Mac ユーザーに警告を発しました。

この欠陥はJavaアプリケーションの予期せぬ終了につながり、日常業務でJavaに依存しているユーザーに影響を与えます。この問題は、8から始まるすべてのJavaバージョンに蔓延しており、最新のアーリーアクセスリリースにまで及んでいます。残念ながら、この問題を軽減するための直接的な解決策はありません。

Oracleの上級管理職からの洞察

Oracleの製品管理担当シニア・ディレクターであるAurelio Garcia-Ribeyro氏は、この状況を明らかにしています。このバグは macOS Sonoma 14.4 のベータテスト段階では検出されませんでした。

しかし、リリース後に明らかになりました。Garcia-Ribeyro 氏は、GraalVM Native Image でコンパイルされたアプリケーションは直接影響を受けませんが、開発者はこのバグのために新しいイメージを作成する際に困難に直面する可能性があると述べています。

影響と回避策

Oracle 社は、この問題を OpenJDK のパートナー、顧客、および Apple 社に直接通知しました。

macOS のアップデートは元に戻すのが難しいことで知られているため、最新の macOS バージョンにアップデート済みでこの問題に直面しているユーザーは窮地に立たされています。

以前のシステム設定のクローンコピーをお持ちの方は、Appleが解決策を発表するまでの一時的な修正として、それを元に戻すことができるかもしれません。

macOS 14.4への広範な影響

Javaの問題は、macOS Sonoma 14.4のリリースに伴って表面化した他のいくつかの問題の一つです。

ユーザーからは、サードパーティ製のモニター内ハブの不具合や、アップデート後にプリンタドライバが削除されたり破損したりした経験が報告されています。MacのJavaサポートは2012年に廃止されたため、Javaの問題はMacユーザーの大部分には影響しませんが、Javaアプリケーションに依存しているユーザーにとっては重大な懸念事項です。

(Via Apple Insider.)