macOS Sonomaが正式にリリースされ、多くのユーザがその新機能と機能拡張を待ち望んでいます。しかし、このアップデートをする前に考慮しなければならない重要な点は、お気に入りのアプリケーションと macOS Sonoma の互換性です。

どのアプリがSonomaに対応していて、どのアプリがもう少し時間が必要なのか？

AppleのConfiguratorアプリとSonoma

AppleのConfiguratorアプリは、主にビジネスや教育現場のIT管理者がiPadやiPhoneを設定するために使用されていますが、macOS Sonomaとの互換性の問題が発生しています。

具体的には、Sonomaを搭載したMac上でこのアプリを実行すると、App StoreからiPhoneやiPadにアプリケーションを追加するのに苦労します。Appleは、将来のアップデートでこの問題が解決されるまで、ユーザーはmacOS Venturaまたはそれ以前のバージョンを使用するよう推奨しています。

主要ソフトウェア大手 : MicrosoftとAdobe

Microsoftは、自社のアプリケーション・スイートがSonomaに対応できるよう積極的に取り組んでいます。Microsoft 365 の 2023 年 9 月アップデート（16.77）は Sonoma と完全に互換性があります。最適なパフォーマンスを得るために、ユーザーは Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote を最新版にアップデートすることをお勧めします。

一方Adobeは、Sonoma上のLightroom Classic 12.5およびそれ以前のバージョンに特有の問題を確認しています。これらのバージョンでは、シャドウウォーターマークが正しく表示されません。

Adobeは積極的に修正に取り組んでおり、解決策がリリースされるまでVenturaを使用するようユーザーに助言しています。

Intuit社のQuickBooks Desktop for Mac

IntuitのQuickBooks Desktop for Macユーザーは、少し我慢が必要かもしれません。このソフトウェアには現在、Sonomaとの互換性の問題があります。同社はこれらの問題を認めていますが、修正の予定は未定です。

仮想マシン(VM)ソフトウェアと Sonoma

Virtual Machine(VM)ソフトウェアを使用して非ネイティブアプリケーション、ゲーム、および OSを実行しているユーザーには朗報です。

Parallels は macOS Sonoma に最適化された Parallels Desktop 19 をリリースしました。このアップデートは、以前の Parallels Desktop バージョンで問題となった、Sonoma のビルトイン PostScript サポートの廃止に対応しています。

macOS Sonomaでのゲーム

CodeWeavers は CrossOver 23.5 を発表し、Mac でのゲーム体験を強化しました。このリリースでは「D3DMetal」オプションが導入され、CrossOver と Apple の Game Porting Toolkit のコンポーネントを使用して DirectX 11 および DirectX 12 のゲームを実行できるようになりました。

この機能により、M1チップ以降を搭載したMac上で多数のゲームのパフォーマンスと互換性が大幅に向上します。

SonomaでMacのメニューバーをカスタマイズ

Macのメニューバーのカスタマイズに熱心な方のために、人気のメニューバー再編成ツールBartenderがバージョン5にアップデートされました。このバージョンはSonomaに最適化されており、ユーザーはすべての機能を利用できます。

(Via Apple Insider.)