新型 M4 iPad Pro に搭載された Apple の隠れたプライバシー機能
Appleはユーザーのプライバシー保護に非常に熱心な企業として知られています。他社との差別化を図るため、この点をマーケティングで強調することがよくあります。
最近、M4 iPad Proに関する新たな事実が明らかになり、Appleがまだ発表していないプライバシー保護機能が搭載されていることが判明しました。
セキュアインジケーターライト(SIL)
マイクとカメラのインジケーターとは?
iOS 14以降、Appleはマイクやカメラが使用されていることを示すために、画面上にオレンジと緑の小さな点を表示しています。これは、ユーザーが許可なくアプリに盗聴されたり録音されたりしていないかどうかを知るためのものです。
新機能
テクノロジーの専門家であるGuilherme Rambo氏は、新型の M4 iPad Pro がセキュア・インジケーター・ライト(SIL)の仕組みを採用していることを発見しました。
この新機能により、マイクとカメラのインジケーターライトは、ソフトウェアだけでなくハードウェアでも制御されるようになりました。これにより、マルウェアや不正なアプリが、ユーザーの知らないうちにマイクやカメラを使用することが非常に難しくなりました。
M4チップのセキュア・エクスクレイブ
セキュア・エクスクレイブとは?
Rambo氏は、M4チップに「Secure Exclave」と呼ばれる新しい部品があることを発見しました。このコンポーネントは、新しいSecure Indicator Lightを可能にするものです。
これにより、マイクとカメラのインジケーターが改ざんされないようにし、セキュリティを一段と強化します。
今後のデバイス
現時点では、この新しいセキュリティ機能を備えたデバイスは M4 iPad Pro だけです。しかし、今年後半に発売される予定の iPhone 16 Pro や新しい M4 Mac モデルにも搭載される予定です。
Appleが沈黙している理由
Appleがこの機能を公表しないのは、同社の他のデバイスのマイクとカメラのインジケーターがそれほど安全ではないことを示唆する可能性があるためかもしれません。
このことを伏せておくことで、既存のセキュリティ対策の限界に注目が集まるのを回避しているのです。
まとめ
これらのインジケーターの制御をハードウェアと結びつけることで、Appleは悪意のあるアプリがユーザーの知らないうちにマイクやカメラを使用することをはるかに難しくしました。
Appleがセキュリティ機能を強化し続けることで、ユーザーはプライバシーについてより大きな安心感を得ることができます。
(Via 9to5Mac.)
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