毎日のようにスマホに届く認証コード、いちいち確認して入力するのって面倒ですよね?しかも最近は色々なサービスで二要素認証が必須になって、コード入力の回数がどんどん増えています。
実はAppleはすでに、この“小さな面倒”を解決する強力な機能を用意してきました。
そして今秋、iOS 26とmacOS Tahoeで、この便利さがさらに大きく進化します。
この記事を読めば、毎回の認証入力ストレスをほぼゼロにできる最新の方法がわかります。普段GmailやChromeを使っている人も必見です。
意外と知られていない“手間ゼロ化”のコツや、いまのうちから準備できることも紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてください。
Appleの認証コード自動入力機能って何?
そもそもAppleの認証コード自動入力機能をご存知でしょうか。これは、二要素認証でSMSや電子メールに送られてくる6桁の数字コードを、手動で入力しなくても自動的に読み取って入力してくれる機能です。
現在のiOSでは、メッセージアプリに届いたSMSコードや、Apple Mailに届いた認証コードを自動的に検出してくれます。ログイン画面でコード入力欄をタップすると、キーボードの上に「メッセージから:123456」のような形で表示され、タップするだけで入力完了。使い終わったコードは自動的に削除もしてくれます。
私も銀行アプリやSNSでよく使っていますが、本当に便利です。コードをメモしたり、画面を切り替えて確認したりする手間が一切なくなります。
現在の機能には制限がある
しかし、この便利な機能には大きな制限がありました。
まず、iPhone側では Apple純正のメッセージアプリとApple Mailでしか動作しません。普段GmailやLINE、WhatsAppなどを使っている人は、この恩恵を受けられませんでした。
また、Macでも制限があります。SafariブラウザでしかiPhoneのSMSコードを自動入力できないため、ChromeやFirefoxユーザーは手動でコードを入力する必要がありました。
つまり、Apple純正アプリやSafariを使っている人だけの特権だったわけです。でも、実際のところ多くの人がGmailやChromeを使っているのが現実です。
iOS 26とmacOS Tahoeで何が変わる?
2025年秋にリリース予定のiOS 26とmacOS Tahoeでは、この制限が大幅に緩和されます。具体的には以下の3つの改良が行われます。
iPhoneでサードパーティメッセージアプリに対応
これまでApple純正のメッセージアプリでしか検出できなかったSMSコードが、LINEやWhatsApp、Telegramなどのサードパーティメッセージアプリでも検出できるようになります。
例えば、銀行の認証コードがLINEで届いた場合でも、ログイン画面で自動的にコードが表示されるようになります。
Gmailなどサードパーティメールアプリにも対応
同様に、GmailやOutlook、Yahoo!メールなどのサードパーティメールアプリに届いた認証コードも自動検出の対象になります。
これは特に大きな変化です。多くの人がGmailをメインで使っているため、この改良で認証コード自動入力の恩恵を受ける人が大幅に増えるでしょう。
MacでChromeやFirefoxでも利用可能
Mac版では、SafariだけでなくChromeやFirefox、Edgeなどのサードパーティブラウザでも、iPhoneのSMSコードを自動入力できるようになります。
普段ChromeやFirefoxを使っている人も、わざわざSafariに切り替える必要がなくなります。作業効率が格段に向上するはずです。
実際の使い方と生活への影響
これらの改良により、日常の認証作業がどれだけ楽になるでしょうか。
例えば、こんなシーンを想像してみてください。仕事でChromeを使ってオンラインバンキングにログインする際、これまでならiPhoneでSMSを確認してコードを手入力していました。でも、iOS 26とmacOS Tahoe以降は、Chromeでも自動的にコードが表示されて、ワンタップで入力完了です。
また、Gmailユーザーの場合、ショッピングサイトからの認証メールが届いても、いちいちGmailアプリを開いてコードを確認する必要がなくなります。ログイン画面で自動的にコードが提示されるため、スムーズにお買い物を続けられます。
個人的には、この変化で最も恩恵を受けるのはMacユーザーだと思います。多くの人がSafari以外のブラウザを使っているため、この制限解除は本当に待ち望まれていた改良です。
セキュリティ面での注意点
便利になる一方で、セキュリティ面での注意も必要です。
認証コードの自動検出機能が拡張されることで、悪意のあるアプリが認証コードにアクセスしようとするリスクも考えられます。そのため、信頼できるアプリのみをインストールし、不審なアプリには認証関連の権限を与えないよう注意しましょう。
また、この機能を最大限活用するためには、iPhoneとMacの両方を最新バージョンにアップデートすることが重要です。古いバージョンでは一部機能が制限される可能性があります。
今からできる準備
iOS 26とmacOS Tahoeのリリースに向けて、今からできる準備もあります。
まず、普段使っているメールアプリやメッセージアプリを確認してみましょう。Gmailアプリやサードパーティのメッセージアプリを使っている場合は、新機能の恩恵を大きく受けられるはずです。
また、Macで普段Safari以外のブラウザを使っている人は、新機能でどれだけ作業効率が向上するか期待できます。ChromeやFirefoxでの認証作業が格段に楽になるでしょう。
まとめ
サードパーティアプリ対応により、これまでApple純正アプリユーザーだけの特権だった便利機能を、より多くの人が享受できるようになります。
特にGmailユーザーやChromeユーザーにとっては、待ちに待った改良と言えるでしょう。
毎日の認証作業がスムーズになることで、ストレスが軽減され、本来の作業により集中できるようになります。
(Via 9to5Mac.)
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