「iPhoneとMac、もっとスムーズに連携できたら便利なのに…」そう感じたことはありませんか？

2025年にリリース予定のmacOS Tahoe（macOS 26）では、これまでiPhoneでしか使えなかった人気アプリがついにMacでも利用できるようになります。この記事を読めば、新しく追加される3つのアプリの詳細と、あなたの日常でどう活用できるかが具体的にわかります。

特に注目すべきは、これらのアプリがMacの大画面と物理キーボードを活かした設計になっていること。iPhoneでは少し不便に感じていた操作が、Macでは驚くほど快適になる可能性があります。

macOS TahoeでMacがさらに進化する

macOS Tahoeは、AppleがMacとiPhoneの連携をさらに深める大型アップデートです。新しいLiquid Glassデザインや強化されたSpotlight機能も話題ですが、今回注目したいのは3つの新アプリです。

これまでAppleは、iPhoneやiPad向けのアプリ開発を優先し、Mac版は後回しになることが多くありました。しかし近年、この傾向が変わりつつあります。macOS Tahoeの新アプリ群は、その変化を象徴する重要な機能といえるでしょう。

「ジャーナル」：ついにMacでも本格的な日記が書ける

iPhoneから始まった人気の日記アプリ

「ジャーナル」アプリはiOS 17.2で初登場し、シンプルで使いやすい日記アプリとして人気を集めています。その「ジャーナル」が、macOS TahoeとiPadOS 26で同時にリリースされることが決まりました。

最大の魅力は、iCloudを通じた自動同期機能です。外出先でiPhoneに書いた日記の続きを、家に帰ってからMacの大画面で書き続けることができます。

Macならではの快適な日記体験

Macの物理キーボードを使えば、長文の日記もストレスなく書けます。iPhoneのソフトウェアキーボードでは入力が大変だった詳細な体験談や感想も、Macなら思うままに表現できるでしょう。

Mac版「ジャーナル」は、大画面を活かした2パネルレイアウトを採用しています。左側に日記のリスト、右側に内容を表示する構造で、過去の記事を参照しながら新しい記事を書くことも簡単です。

新機能で日記がもっと楽しくなる

macOS Tahoe版の「ジャーナル」には、従来のiPhone版にはなかった新機能も追加されます。

複数の日記を作成できる機能では、仕事用とプライベート用を分けたり、旅行専用の日記を作ったりできます。また、地図上で日記を確認する機能も追加され、どこで何を書いたかが視覚的にわかるようになります。

この機能を使えば、「去年の桜の季節にどこに行ったっけ？」といった記憶も簡単に呼び起こせるでしょう。

Phone：Macで電話がもっと自然になる

これまでの電話機能との違い

MacとiPhoneの連携機能としては、すでにiPhoneにかかってきた電話をMacで受けることができました。また、iPhone Mirroringという機能で、MacからiPhoneのPhoneアプリを操作することも可能でした。

しかし、macOS Tahoeでは専用のPhoneアプリが登場します。これにより、Macで電話機能を使うのがより自然で便利になるのです。

仕事効率が上がる新しい電話体験

Mac版Phoneアプリには、iPhoneでおなじみの通話履歴、お気に入り、ボイスメールといった基本機能に加えて、最新のCall ScreeningとHold Assistも搭載されています。

Call Screeningは、知らない番号からの電話を自動で応答し、相手に用件を聞いてくれる機能です。重要な電話かどうかを判断してから応答できるので、仕事中の不要な中断を減らせます。

Hold Assistは、企業のサポートセンターなどで「しばらくお待ちください」と言われた時に威力を発揮します。順番を保持したまま他の作業を続けられるので、待ち時間を有効活用できるのです。

Apple Games：ゲーム管理がこれ1つで完結

新しいゲームハブの登場

Apple Gamesは、macOS Tahoe、iOS 26、iPadOS 26で同時にリリースされる全く新しいアプリです。これまでAppleには、Apple Music、Apple TV、Apple Podcastsといったメディア系のクロスプラットフォームアプリがありましたが、ついにゲーム分野でも統合アプリが登場します。

このアプリは、あなたのゲーム体験を一箇所にまとめる「ワンストップハブ」として設計されています。

ゲーム体験がどう変わるか

Apple Gamesでは、新しいゲームの発見から、インストール済みゲームの起動、友達との交流まで、すべてを1つのアプリで管理できます。

友達とのリーダーボードやチャレンジ機能も充実しているので、一人でゲームを楽しむだけでなく、ソーシャルな要素も楽しめるでしょう。Macの大画面なら、複雑なゲーム画面も見やすく、ゲーム体験がさらに向上する可能性があります。

実際にどう活用すればいいか

日常でのおすすめ活用法

これらの新アプリを最大限活用するには、それぞれの特性を理解することが大切です。

「ジャーナル」は、朝のコーヒータイムや就寝前のリラックスタイムに、Macでじっくりと一日を振り返る時間を作ってみてください。物理キーボードの快適さを実感できるはずです。

Phoneアプリは、在宅ワーク中の電話対応で特に威力を発揮するでしょう。大きな画面で通話履歴を確認しながら、同時に他の作業を進められます。

デバイス間の連携を活かそう

これらのアプリの最大の魅力は、iCloudによる自動同期です。外出先でiPhoneを使い、自宅ではMacを使うといった使い分けが、より自然にできるようになります。

例えば、通勤中にiPhoneでゲームをプレイし、帰宅後にMacの大画面で続きを楽しむ。あるいは、移動中にiPhoneで日記のメモを取り、家でMacを使って詳細な記録を残すといった使い方が可能です。

(Via 9to5Mac.)