Appleの未来戦略が明らかに!M6・M7チップとAIサーバー用プロセッサの開発計画

Appleの未来戦略が明らかに!M6・M7チップとAIサーバー用プロセッサの開発計画

Appleの新しいチップの話題って、ワクワクしますね。つい最近登場したM4チップがまだ記憶に新しいのに、すでに次の一手、その次の一手まで計画されているなんて、さすがAppleだなと思います。

今回は、Appleが開発中のM6・M7チップや、AIサーバー用の新プロセッサについての最新情報をお届けします。

Appleチップの現状と近未来予想図

M4チップの足跡

まずは現状を整理しておきましょう。現在のApple製品の心臓部とも言えるM4チップは、2024年5月にiPad Proに初めて搭載されました。その後、同年10月にはiMac、Mac mini、MacBook Proへと搭載範囲を広げ、さらに2025年3月にはMacBook Airにも採用されています。Apple製品を使っている方なら、このM4チップの登場でパフォーマンスがぐっと向上したことを実感しているかもしれませんね。

M5チップの登場予定

次に控えているのはM5チップです。Bloomberg報道によれば、このM5チップは2025年の終わり頃に、iPad ProとMacBook Proから順次搭載されていく予定なのだそうです。

まだ発表されていないチップなのにすでに搭載計画が語られているというのは、それだけ開発が順調に進んでいるということなのでしょう。Appleの製品サイクルを考えると、M5チップが全ラインナップに行き渡るのは2026年頃になるのかもしれませんね。

さらに先を見据えたM6・M7チップの開発

ここからが本題です。なんと、Appleはすでにその先を見据えて、M6チップとM7チップの開発にも着手しているというのです。これは驚きですよね。まだM5も登場していないのに、その先のチップまで計画しているなんて。

M6チップ「Komodo」プロジェクト

M6チップは社内では「Komodo(コモド)」というコードネームで呼ばれているようです。コモドというと、インドネシアに生息する世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」を連想させますね。強力なチップになることを暗示しているのかもしれません。残念ながら、このM6チップの詳細な仕様やリリース時期については、まだ明らかになっていません。

M7チップ「Borneo」プロジェクト

さらにその先を行くM7チップは「Borneo(ボルネオ)」というコードネームがついているそうです。ボルネオ島といえば、世界で3番目に大きな島ですよね。広大な熱帯雨林を有し、豊かな生態系を持つことで知られています。このコードネームからは、多様な機能を持つ総合的なチップになることが期待できるかもしれません。

謎の「Sotra」プロジェクト

また、Bloombergの報道によると、「Sotra(ソトラ)」というコードネームの謎のMac関連システムオンチップも開発中だそうです。この「Sotra」については、詳細は明らかになっていませんが、M6やM7とは別系統の特殊なチップである可能性があります。プロ向けの特化型チップなのか、あるいは全く新しいコンセプトのプロセッサなのか、その正体は謎に包まれています。

AIサーバー用新チップ「Baltra」プロジェクト

Apple Silicon Chip_04.

Apple IntelligenceのためのM2 Ultra後継

Appleはハードウェアだけでなく、ソフトウェア面でも急速に進化を遂げています。特に注目すべきは「Apple Intelligence」と呼ばれるAI機能です。現在、このAI機能のリモート処理には「M2 Ultra」チップが使用されていますが、これを置き換える新たなAIサーバー用チップの開発も進行中だと言われています。

「Baltra」プロジェクトとBroadcomとの協業

このAIサーバー用チップは「Baltra(バルトラ)」というコードネームで呼ばれており、2024年12月の報道によれば、AppleはこのプロジェクトでBroadcomと協力しているとのこと。Bloombergの最新の記事でもこの情報が再確認され、プロジェクトの完了は2027年頃になると予測されています。

驚異的なスペック

このAIサーバー用チップが実現すれば、M3 Ultraと比較して、CPUコアとGPUコアが2倍、4倍、あるいは6倍にも達する可能性があるのだとか。これは単なる性能向上ではなく、質的な飛躍をもたらす可能性を秘めています。もしこの新AIチップが実現すれば、Apple Intelligence機能はより強力になり、競合他社に対する大きな優位性を獲得することができるでしょう。

AppleのAI関連の取り組みと様々な噂

Nvidia AIサーバーへの投資?

AppleのAI関連の取り組みについては、様々な噂が飛び交っています。2025年3月の報道によれば、AppleはAI開発のためにNvidia AIサーバーに投資しているという情報もあります。これが事実であれば、Appleは自社開発のチップだけでなく、外部の最先端技術も積極的に活用する姿勢を示しているということになります。

日本のチップメーカーとの提携の可能性

また、2025年4月の噂では、AppleがApple Intelligenceのために日本のチップメーカーとパートナーシップを結ぶ可能性があるとも言われています。この情報の信憑性は定かではありませんが、もし本当であれば、AppleのAI戦略がグローバルな規模で展開されていることを示す興味深い動きと言えるでしょう。

M5チップの搭載予定製品

MacBook Proへの搭載

前述したように、M5チップはまず2025年末頃にMacBook Proに搭載される予定です。過去の報道によると、このM5チップ搭載のMacBook Proはデザインの大幅な変更はないとされています。つまり、外見は現行モデルと似ていながら、内部性能が大幅に向上するという形になりそうです。

iPad Proへの展開

MacBook Proに続いて、iPad ProにもM5チップが搭載される見込みです。実は、このM5チップ搭載のiPad Proはすでにテスト段階にあるとも言われています。iPad Proは以前からAppleの最新チップがいち早く搭載される製品として知られていますので、この流れは自然なものと言えるでしょう。

Apple Vision Proの可能性

さらに興味深いのは、M5チップがApple Vision Proにも2025年中に搭載される可能性があるという点です。Apple Vision Proは現在、M2チップを搭載していますが、次世代モデルでは大幅な性能向上が期待されています。空間コンピューティングの体験をさらに向上させるために、より強力なプロセッサが必要とされているのでしょう。

Appleの長期的なチップ戦略の意味するもの

自社開発へのこだわり

Appleがこれほど先を見据えたチップ開発計画を持っているというのは、自社開発のシリコンへの強いこだわりを示しています。Intelプロセッサから自社設計のApple Siliconへの移行は、Appleにとって歴史的な転換点でした。その成功を受けて、さらに長期的な視点でチップ開発に取り組んでいるのだと思われます。

競争優位性の確保

自社設計のチップを持つことで、Appleは製品設計の自由度を高め、ハードウェアとソフトウェアの統合をより深いレベルで実現できます。これは他のメーカーには真似できない強みであり、今後もAppleの競争優位性を支える重要な要素になっていくでしょう。

AI時代への対応

また、AIサーバー用の新チップの開発は、Appleが本格的なAI時代の到来に備えていることを示しています。Apple Intelligenceをはじめとするサービスをより強力にするためには、強力なコンピューティングパワーが必要です。それを自社で開発することで、AppleはAI分野でも独自のポジションを確立しようとしているのでしょう。

まとめ

Appleの次世代チップに関する情報をまとめてみました。
M5チップはまだ登場していませんが、すでにM6「Komodo」やM7「Borneo」、そして謎の「Sotra」プロジェクトが進行中だというのは、Appleの先見性と技術力の高さを感じさせます。

さらに、AIサーバー用の「Baltra」プロジェクトは、Apple Intelligenceの性能を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。
Broadcomとの協力や、NvidiaのAIサーバーへの投資の噂など、Appleは様々な角度からAI戦略を進めているようです。

M5チップは2025年末からMacBook ProやiPad Pro、そしてApple Vision Proにも搭載される可能性があります。
これらの製品がどのように進化していくのか、今から楽しみですね。

Appleは常に数年先を見据えたロードマップを持っているようです。
そのビジョンと技術力があるからこそ、多くのユーザーを魅了し続けることができるのでしょう。

(Via Apple Insider.)


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