iPhoneLCDスクリーンメーカーのジャパンディスプレイがバーチャルリアリティに軸足を移す
かつて米アップルの主要サプライヤーの1つだったジャパンディスプレイは、スマートフォンの分野でライバルの有機ELスクリーンに敗れた後、液晶ディスプレイの新たな市場として、ニッチでありながら成長しているバーチャルリアリティビジネスに注目しています
東京に本社を置くジャパンディスプレイは、同社の得意とするディスプレイ技術がVRの標準となることを期待しています、なぜなら、OLEDよりも高い解像度を実現しながら、コストを抑えられるからです
この優位性は、モバイル機器では感じられないものですが、より要求の厳しいVRのシナリオでは重要になります
これまでのVRヘッドセットは、全く新しいコンテンツプラットフォームとエコシステムの構築を約束しながら、その実現には至らず、期待外れに終わっていました、しかし、VRゲームのプロデューサーによると、昨年、フェイスブック社がOculus Quest 2をリリースしたことで、状況は改善し始めたとのことです
5年前に発売された最初のヘッドセットの多くは、ゲーム体験によく見られる動きの速いアクションへの反応性を高めるために、有機ELスクリーンを採用していました
JジャパンディスプレイのVR事業部長である原山氏は、「当社と関係のないVRヘッドセットメーカーを探す方が難しい」とインタビューに答えています
同社の前回の決算説明会(5月)では、最高経営責任者(CEO)のスコット・キャロン氏が、ゲーム向けVRヘッドセットの収益が来年度後半から回復するとの見通しを示しました
その理由のひとつは、有機ELメーカーが小さな市場での競争にそれほど興味を持っていないことです
(Via Bloomberg.)
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