Apple、2025年第1四半期決算報告を1月30日に発表:iPhone 16とApple Watch Series 10の販売状況に注目
Appleは、2025年第1四半期の決算報告を2025年1月30日(現地時間)に発表することを正式に発表しました。
この報告では、最新のiPhone 16とApple Watch Series 10の販売動向がより詳細に明らかになるだけでなく、年末商戦の業績についても知ることができます。
前回の決算報告(2024年第4四半期)の振り返り
まず、前回の2024年第4四半期(7月から9月)の決算報告を振り返ってみましょう。Appleは、この期間に949億3000万ドルの収益を上げ、前年同期比で6%の成長を記録しました。
多くのカテゴリーで成長が見られたものの、ウェアラブル、ホーム、アクセサリー部門(Apple Watch、AirPods、HomePodを含む)は減少となりました。
この背景には、iPhone 16とApple Watch Series 10が9月中旬に発売されたことが挙げられます。そのため、前回の決算報告には、これらの新製品の最初の2週間の販売データしか含まれていません。今回の2025年第1四半期の報告では、10月から12月までの販売データが反映されるため、新製品の実際のパフォーマンスがより明確になるでしょう。
2025年第1四半期決算報告の注目ポイント
今回の決算報告で特に注目すべきは、以下の点です。
- iPhone 16の販売状況: iPhone 16の販売台数や平均販売価格が、Appleの収益にどのように貢献しているか。特に、年末商戦での需要がどうだったのかが重要です。
- Apple Watch Series 10の販売状況: 新機能やデザインが導入されたApple Watch Series 10が、市場でどのように受け入れられているか。特に、ウェアラブル部門の立て直しに貢献しているかが注目されます。
- サービス部門の成長: App Store、Apple Music、Apple TV+などのサービス部門の収益は、Appleにとって重要な収益源です。今回の報告で、サービス部門の成長が継続しているかどうかが注目されます。
- 各地域の販売動向: アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、各地域での販売動向を分析することで、Appleのグローバル戦略をより深く理解することができます。
前年同期の決算報告(2024年第1四半期)との比較
参考として、前年同期(2024年第1四半期)のAppleの収益内訳は以下の通りでした。
- 売上高 : 1,195億 7,500万ドル(前年同期:1,172 億ドル)
- EPS : 1株あたり 2.18ドル(前年同期:1株あたり 1.88ドル)
- iPhone:697億 200万ドル(前年同期:657億 7,500万ドル)
- Mac : 77 億 8,000 万ドル(前年同期:77 億 3,500 万ドル)
- iPad : 70 億 2,300 万ドル(前年同期:93 億 9,600 万ドル)
- ウェアラブル、ホーム、アクセサリー : 119 億 5,300 万ドル(前年同期:134 億 8,200 万ドル)
- サービス : 231億 6,600 万ドル(前年同期:207億 6,600 万ドル)
これらの数値を今回の決算報告と比較することで、Appleの成長戦略や市場動向をより詳細に把握することができます。
CFOの交代
今回の発表では、AppleのCFO(最高財務責任者)の交代も発表されました。長年CFOを務めてきたLuca Maestri氏が退任し、Corporate Servicesチームを率いることになりました。
後任には、11年間Appleに勤務し、財務計画・分析などを担当してきたKevin Parekh氏が就任します。今回の決算報告会が、Kevin Parekh氏にとって初めてのCFOとしての発表となります。
決算報告会のスケジュール
決算報告会は、米国太平洋時間午後2時(東部時間午後5時)(日本時間では1月31日午前6時)に、Appleのウェブサイトでライブストリーミング配信されます。決算報告書の全文は、報告会の30分前に公開される予定です。
まとめ
今回の報告を通じて、Appleの今後の成長戦略や市場動向をより深く理解することができるでしょう。
(Via Apple.)
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