AppleがFIFと10億ドル規模のストリーミング契約を締結間近、NBAの放映権も狙う

AppleがFIFと10億ドル規模のストリーミング契約を締結間近、NBAの放映権も狙う

はじめに

Appleは、Apple TVでのスポーツコンテンツを強化するために、来年アメリカで開催される新しいワールドカップスタイルの大会の世界テレビ放映権をFIFAと契約間近だと報じられています。

同時に、2025-2026シーズンからNBAのストリーミング権の一部を獲得するためにも奮闘中です。

FIFAとの契約詳細

The New York Timesによると、FIFAは新しい大会のグローバルテレビ放映権についてAppleと契約を結ぼうとしており、今月中にも発表される可能性があるとのことです。

FIFAは当初、放映権に40億ドルを確保することを目指していましたが、実際の契約金額はかなり低くなると予想され、目標金額の4分の1程度になる可能性があります。

契約にはまだ不確定な部分があり、特に無料放送の権利に関しては不透明です。もしこの権利なしで契約が成立した場合、大会全体がApple TV+の加入者のみに公開されることになり、FIFAの上級幹部の間で懸念が生じています。

この潜在的な契約は、FIFAが単一の世界的な契約に合意する初めてのケースとなります。特に、2026年にアメリカで初の48チーム制の男子ワールドカップを開催する予定であることを考えると、非常に重要な意味を持ちます。

Appleのサッカー界への存在感の高まり

FIFAとの契約は、Major League Soccer(MLS)との契約に続き、Appleにとってサッカー界への2度目の大きな進出となります。MLSとのパートナーシップを通じて、Appleは月額14.99ドルまたはシーズン99ドルのMLS Season Passを提供し、ファンにすべてのMLS試合へのアクセスを提供しています。

NBAの放映権も視野に

FIFAとの10億ドル規模の契約の可能性に加えて、Appleは2025-2026シーズンからNBAのストリーミング権の一部を確保するためにも奮闘中だと、The Athleticが報じています。

NBAは10年以上の長期契約を目指しており、ESPN、Amazon、Apple、Google/YouTube TVなどの複数の媒体と提携して、ローカルゲームを消費者に直接提供することを検討しています。

ただし、提案されているモデルでは、これらの媒体に独占的な権利は与えられません。Netflix、Apple、Google/YouTubeはすべて潜在的なパートナーですが、従来のゲームパッケージを確保する可能性は低いと考えられています。

まとめ

AppleがApple TVでのスポーツコンテンツの提供を拡大し続ける中、FIFAとの10億ドル規模の契約の可能性とNBAのストリーミング権の追求は、同社がスポーツ放送の主要プレーヤーとして自らを確立しようとしていることを示しています。
これらの動きは、Appleに加入者を引き付けて維持するための価値あるコンテンツを提供するだけでなく、ますます競争の激しいスポーツエンターテインメントの世界で他のストリーミング大手と競争する立場を築くものです。

(Via 9to5Mac.)


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