相続登記の手続きでMacが使えない?!実際にぶつかった壁と回避策【70代夫婦の実体験】

はじめに
「Macがあれば何でもできる」と思っていたのに、相続登記の手続きで壁にぶつかってしまいました。
私たち70代夫婦は、相続登記を自力でやろうと張り切っていたのですが、いざパソコンを開いて手続きを進めようとしたところ、MacではうまくOS動かないサービスがあることがわかりました。
「え、Macってこんなときに使えないの?」という体験を、同じMacユーザーの方に向けて詳しくお伝えします。事前に知っておけば、慌てずに対処できますよ。
👉 相続登記への挑戦の全記録はnoteの連載で
70代夫婦が相続登記に自力で挑戦してみた(note)
Macユーザーがぶつかりやすい3つの壁

壁①:登記・供託オンライン申請システム(登記ねっと)
法務局のオンライン申請システム「登記ねっと」は、相続登記をオンラインで申請できる便利なサービスです。ところがこのシステム、Macとの相性に大きな問題があります。
法務局の公式サイトで確認したところ、「申請用総合ソフト」の動作保証OSはWindows 11のみと明記されています。つまり、Mac向けのサポートは公式には存在しません。具体的には次のような問題が起きやすいです。
- 「申請用総合ソフト」がそもそもMac(macOS)では動作しません。Windows専用のソフトウェアです。
- SafariやChromeでアクセスしても、オンライン申請の核心部分は利用できません。
- マイナンバーカードを使った電子署名もMacでは対応が難しい状況です。
回避策:
オンライン申請にこだわらず、窓口申請(郵送申請も可能)に切り替えるのが一番確実な方法です。私たちも結局、法務局の窓口に直接持参して申請しました。手間は少し増えますが、確実性は格段に上がりますよ。
壁②:書類の印刷まわりのトラブル

相続登記では、申請書・相続関係説明図・遺産分割協議書など、複数の書類を印刷する必要があります。ここでもMacユーザーが気をつけるべき点がいくつかあります。
よくあるトラブル:
- Wordファイルのひな形をPages(Macに最初から入っているワープロソフト)で開くと、文字の位置や段組みが崩れてしまいます。
- 余白や文字の大きさがズレて、法務局が定めた書式の条件を満たせないことがあります。
- プリンターの設定でA4サイズが正しく印刷されないことがあります。
回避策:
- Microsoft Word(Mac版)を使うのが一番安心です。法務局から配られるひな形はWord形式で提供されていることが多いです。
- Pagesで開く場合は、印刷プレビューで必ずレイアウトを確認してから印刷しましょう。
- 印刷はA4サイズ・縦向き・余白は指定通りに設定することが大切です。
- セブン-イレブンやファミマのコンビニプリント(ネットプリント)も活用できます。
実体験ポイント:
私たちはPagesで編集していたところ、法務局でレイアウトの修正を指摘されてしまいました。その場で直して再印刷するという事態になりました。最初からWord for Macで作業しておけばよかったと反省しています。
壁③:証明書のPDFが正しく表示されない

住民票や戸籍謄本(本籍地の役所が発行する家族の記録)をコンビニや役所で取得する際、最近はマイナンバーカードを使ったコンビニ交付サービスがとても便利です。ただし、出力されたPDFをMacで開くと、文字が正しく表示されなかったり、レイアウトが崩れてしまうことがあります。
回避策:
- SafariではなくAdobe Acrobat Reader(無料)でPDFを開きましょう。
- プレビュー.app(Macに最初から入っているPDF表示ソフト)で開いた場合も、印刷前に必ず内容を確認してください。
- 大切な書類は画面表示だけで判断せず、一度印刷して目で確認することをおすすめします。
Macでも快適に使えるツール・サービス

壁はありますが、工夫次第でMacでも相続登記の作業は十分にできます。活用できるツールをまとめました。
| 用途 | おすすめツール |
|---|---|
| 申請書の作成 | Microsoft Word for Mac |
| PDFの確認・印刷 | Adobe Acrobat Reader(無料) |
| 書類のスキャン | iPhoneの「書類をスキャン」機能(メモアプリ) |
| 書類の管理・整理 | iCloud Drive / Finderのフォルダ整理 |
| 印刷(手元のプリンターが心配な場合) | コンビニのネットプリント |
実は一番役に立ったのがiPhoneでした。書類のスキャンはiPhoneのメモアプリの「書類をスキャン」機能がとても優秀で、法務局への提出書類の控えをあっという間にデータ化できましたよ。
結論:相続登記はMacでもできる、ただし窓口申請が安心

オンライン申請はWindowsの方が有利な場面が多いのは事実です。しかし、書類の作成・管理・スキャンといった作業はMacが得意とするところです。申請の最終ステップだけ窓口に持っていくという使い分けをすれば、十分に対応できます。
「Macだから相続登記は難しい」ではなく、「Macらしい使い方で乗り切る」のが正解だと思いますよ。
この記事はnoteの連載とセットで読むとより深く理解できます
私たち70代夫婦の相続登記チャレンジの全記録は、noteで連載中です。第6回では今回の「Mac非対応問題」をより詳しくレポートしています。
連載「70代夫婦が相続登記に自力で挑戦してみた」
- 第6回:Macが使えない!デジタル作業でぶつかった壁(note)
まとめ
- 登記ねっと(オンライン申請)の「申請用総合ソフト」はWindows 11専用で、Macでは使えません。窓口申請が確実です。
- Word書式のひな形はPagesではなくWord for Macで編集しましょう。
- PDFはAdobe Acrobat Readerで開くのが安心です。
- iPhoneのスキャン機能は書類管理にとても活躍してくれます。
- 申請作業はWindowsが有利な場面もありますが、書類の管理・作成はMacで十分に対応できます。
👉 相続登記の全体像はこちら(d-endingnote.com ハブ記事)
👉 実体験レポートの連載はこちら(note)

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