iPhone Air徹底解析 基調講演では語られなかった7つの重要な仕様詳細

Appleが昨日発表したばかりの超薄型「iPhone Air」ですが、基調講演では多くの魅力的な機能が紹介されました。ただし、正直言って公式サイトを詳しく調べてみると、発表会では語られなかった重要な仕様の詳細が実はたくさん隠れているんです。
今回は、iPhone Airの購入を検討している方なら絶対に知っておくべき7つのポイントを詳しく解説していきますね。
1. A19 Proチップは「フル版」ではありません

iPhone AirはiPhone 17 Proと同じ「A19 Pro」チップを搭載していると発表されましたが、実際には完全に同じではないんです。やはり薄型化のための妥協があったようですね。
iPhone 17 Pro: 6コアCPU + 6コアGPU
iPhone Air: 6コアCPU + 5コアGPU
興味深いことに、この構成は標準のiPhone 17に搭載されるA19チップと同じコア数になっています。ただし、iPhone AirのA19 ProはiPhone 17のA19とは完全に同じではなく、若干効率性が向上しているとのことです。
最も重要な違いはメモリ容量でしょうか。A19 Proは12GBのメモリを搭載している一方、標準のA19は8GBに留まっています。この違いは、特にAI機能やマルチタスキング性能に大きく影響してくる可能性がありますね。
2. USB-Cポートの転送速度は従来レベル
iPhone Airは、iPhone 17やiPhone 15/16の非Proモデルと同様、USB 2.0の転送速度に制限されています。これは、最大10Gb/sのUSB 3.0をサポートするiPhone 17 Proとは大きな違いですね。
また、本体の薄さの制約により、USB-Cポートが完全に中央に配置されていません。これは以前のiPhone XRやiPhone 11でも見られた設計です。頻繁に大容量ファイルを転送するユーザーの方にとっては、ちょっと気になるポイントかもしれませんね。
3. Dynamic Islandがより深くカット

iPhone Airでは、Dynamic Islandが他のiPhoneモデルよりもわずかに深く画面に食い込んでいます。正直言って、これは本体の薄さを実現するために、重要なコンポーネントの多くを本体上部に集約する必要があったためでしょう。
視覚的には微細な差ですが、画面の表示領域に若干影響を与える可能性があります。
4. モノラルスピーカー仕様
iPhone Airは、イヤピース部分にのみスピーカーを搭載したモノラル構成となっています。本体下部の穴は実際にはマイクロフォンで、スピーカーではないんです。
ステレオサウンドを楽しみたい場合は、AirPodsやBeats Pillなどの外部スピーカーを使用する必要があります。音楽や動画を頻繁に視聴するユーザーの方にとっては、かなり重要な制限事項と言えるでしょうね。
5. 有線充電速度が制限されています
iPhone 17とiPhone 17 Proは、適切な40Wアダプターを使用することで20分で50%まで充電できます。とはいえ、iPhone Airは20Wアダプターを使用しても50%まで30分かかってしまいます。
ただし、MagSafe充電については全てのiPhoneモデルで30分で50%充電が可能です。そのため、ワイヤレス充電を主に使用するユーザーの方には特に影響はないでしょう。
6. 接続性能の詳細
iPhone Airは、Apple初の自社製モデム「C1X」の改良版を搭載しています。これにより、少なくとも米国ではmmWave 5Gをサポートしていません。実用性への影響は限定的ですが、最新の高速通信を求めるユーザーの方には注意点ですね。
また、Apple初の自社製ネットワーキングチップ「N1」を搭載し、Wi-Fi 7とBluetooth 6をサポートしています。
7. カメラ機能の制限
最後に、iPhone Airは単眼カメラ構成のため、深度検出などに複数のカメラが必要な以下の機能は利用できません。
- シネマティックモード
- 空間ビデオ
- マクロ写真
- 空間写真
- マクロビデオ
さらに、Proモデル限定の以下の機能も使用できません。
- スタジオ品質マイク
- ProRAW写真
- ProResビデオ
- LOG録画
まとめ
購入を検討される際は、これらの制限事項がご自分の使用パターンにどの程度影響するかを慎重に検討することをお勧めします。
特に、プロフェッショナルな写真・動画撮影、高速データ転送、ステレオ音響体験を重視するユーザーの方は、iPhone 17 Proシリーズの方が適している可能性があります。
一方で、日常的な使用においては、これらの制限は大きな問題にならないかもしれませんね。やはり、ご自分の使い方次第といったところでしょうか。
(Via 9to5Mac.)


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