Appleは、コンポーネント製造の管理に努めるも、韓国のディスプレイメーカーに今後も依存し続ける
Appleはさまざまな分野で自社製品の製造において内製化を進めていますが、ディスプレイに関しては引き続き韓国メーカーであるSamsung DisplayやLG Displayに依存し続けることになると報告されています
ただし、Appleはディスプレイ分野においても自社製品を開発することを試みているとのことですが、その取り組みはまだ初期段階にあるとのことです
報告書は、長期的な観点から見れば、Appleがディスプレイ市場に新たなプレイヤーとして参入すると考えており、市場参入にあたっては少なくとも60%のコンポーネントが数年間は韓国のディスプレイメーカーから調達されることになると予測しています
Appleは2024年末には自社開発のmicroLEDディスプレイをApple Watchに採用し始めると言われていますが、まだ障害が残っているとのことです
技術の完全商業化には時間がかかることが予想され、生産コストの上昇により、報告書はその完成は2025年以降になると考えています
しかしながら、Appleが自社で部品を製造することはないため、これは韓国のディスプレイメーカーにとってチャンスであるとも言えます
「Appleは量産に必要なコストを節約するために、今後数年間、韓国のベンダーにディスプレイ製造をアウトソースすることが予想されます」と報告書には書かれています
「もし国内のディスプレイメーカーがAppleのmicroLED製造を請け負うことができれば、中国のライバル企業と競合する上で優位に立てるかもしれません」
また、このことはTSMCに対しても影響を与える可能性があります、報告書は、TSMCがアリゾナ工場に影響を与える契約条件に対する苦情を抱えているにもかかわらず、Appleに対して米国内でのチップ生産を行うように促すだろうと推測しています
(Via Apple Insider.)
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