Apple、M1 Ultra搭載のMac Studioが1kg近く重い理由を説明
Appleが新しいMac Studioコンピュータのスペックシートを公開したとき、新しいM1 Ultraチップを搭載したバージョンの重量がM1 Maxを搭載したバージョンよりも1kg近く重いのは一体なぜなのか、人々はすぐに戸惑いの声を上げました
M1 Ultraは基本的にM1 Maxを2つくっつけたものですが、Appleによると重量の差はそのせいではないそうです
その理由は、コンピュータの放熱システムに使われている金属にあるそうです
Appleの広報担当者Alex Bender氏がThe Vergeに送ったメールにはこのように書かれています
電源は同じ370Wです。M1 Ultraはより大きな銅のサーマルモジュールを持っているのに対し、M1 Maxはアルミニウムのヒートシンクを持っているため、重量が増加しているのです
M1 Ultraがより強力な電源を必要としたわけでもなく、また、あるTwitterユーザーが冗談で言ったように、ファンがスケールを押し下げるほど強力であるわけでもありません
室温で1立方センチメートルあたり8.96gの銅に対し、アルミニウムは2.70gと非常に軽いのです、つまり、ヒートシンクの設計がまったく同じであれば、銅製はアルミ製に比べて3倍以上重くなります
一般に、銅はアルミニウムよりも密度の高いヒートシンク材料です
アルミニウムの密度は銅の約30%ですが、ヒートシンクの基本構造が同じである場合、アルミニウムの導電率は銅の約60%です
ただし、アルミニウムは銅よりも大幅に安価です、同じ質量の場合、銅のコストは約3倍になります
(Via The Verge.)
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