Appleシリコン搭載MacはWintelの死を告げる鐘
Appleは、Intelチップよりも明らかに優れたMacを作ることができなければ、Appleシリコン搭載Macに移行しないでしょう
Appleは6月のWWDC 2020で、業界をリードするパフォーマンスと強力な新技術を提供するために、Macを世界レベルのAppleカスタムシリコンに移行すると発表ました
Macに搭載されたApple製チップの高度な機能を活用するために、開発者はアプリのアップデートを開始できるようになります、この移行によって、すべてのApple製品に共通のアーキテクチャが確立され、開発者はアプリを作成してエコシステム全体に最適化することがはるかに容易になります
Monday NoteでJean-Louis Gassée氏は
Appleシリコンはより良いMacを作るだけでなく、Microsoftはハードウェアとソフトウェアの両方でARM上のWindowsに磨きをかけることを余儀なくされるでしょう、その結果、PC OEMはx86シリコンへの忠誠心を再考しなければならなくなり、旧来のWintelとのパートナーシップに深刻な影響を及ぼすことになるでしょう
将来のMacでApple Siliconに期待できること
処理能力を落とさずにThermal Design Power(TDP:熱設計電力)を大幅に低減、現在のA12Zで見られることを考えると、将来のAppleシリコン搭載Macが対応するx86 PCに対して25%未満のスループットで優位に立つとは想像できません
確かに、これらはAppleシリコン搭載Macに対する投機的な仮定であり、より速くて、より滑らかなラップトップが、バッテリー充電で実際に10時間持続すると考えてください
もし、Appleが大幅に優れたラップトップやデスクトップを提供し、MicrosoftがARMのSurfaceデバイス上でWindowsを改良し続けたら、Dell, HP, Asus, などはどうするのでしょうか?
競争するためには、PCメーカーはそれに追従しなければならず、「ARM化」すると言うレトリックはさておき、AppleとMicrosoftはx 86アーキテクチャを、実際には古いもののように感じさせます
これにより、Intelに残された道は1つだけになります
Intelは、ARMのライセンスを取得し(2006年にARMベースのXScale事業をMarvellに売却)、PC OEM向けに競争力のあるARM SoCを提供することになるでしょう
ARM SoC分野はQualcommやNvidiaなどの強力なライバルがひしめきあっており、マージンは必然的に縮小することになります、AMDなどの宿敵も参入し、PCの新時代の到来を告げることになるでしょう
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