Apple、Apple TV+ 月額料金を 12.99ドルに引き上げ

Apple、Apple TV+ 月額料金を 12.99ドルに引き上げ
💡 ポイント

  • Apple TV+ の月額料金が 米国および一部国際市場で従来の9.99ドルから12.99ドルに引き上げられました。(9to5Mac)
  • 新規加入者は本日(2025年8月21日)から 新価格 が適用されます。(9to5Mac / AppleInsider)
  • 既存加入者は、次回の更新日から 30日後に新価格が反映されます。(The Verge)
  • 年間一括契約および Apple One バンドルの料金は 変更なし です。(The Verge)
  • Appleは、オリジナル作品の拡充とApple Oneによるパッケージ価値を引き続き訴求しています。(9to5Mac / MacRumors)

Appleがストリーミングサービス「Apple TV+」の月額利用料金を、米国内および一部国際市場で 9.99ドル → 12.99ドルへ引き上げました。本日から新規加入者に即時適用され、既存ユーザーには次回更新から30日以内に適用される予定です。年間プランやApple Oneバンドルの価格は据え置かれ、オリジナル作品の強化とApple Oneの利便性を重視する姿勢が示されています。

背景と価格推移

Apple TV+ は 2019年からスタートし、当初は月額 4.99ドルで提供されていました。その後、2022年に 6.99ドル、2023年には 9.99ドルへと2段階の値上げが行われ、今回の価格改定により、累計で約2.6倍の水準になりました。(thewrap.com)

AppleTV+ 02.

価格改定の内容と適用タイミング

新規加入者は 2025年8月21日より、新価格 12.99ドルが即適用されます。既存加入者に対しては、次回の自動更新時から30日以内に順次適用されるとのことです。(9to5mac.com, appleinsider.com)

この「30日以内」という表現は、例えば更新日が8月20日だとすれば、9月20日前後に価格が引き上がるということで、柔軟な対応が取られる構えです。(appleinsider.com)

Apple Oneと年間プランへの影響

今回の価格改定に際し、年間一括購入プラン($99)および Apple One バンドルプランは変更なしです。Appleは多様なサービスをまとめて利用できるApple Oneのコストパフォーマンスを引き続き強調しています。(9to5mac.com)

日本への影響

現時点(日本時間2025年8月22日)で、Apple公式サイトおよび tv.apple.com の日本向けページでは、Apple TV+ の月額料金は900円(税込)と案内されています。Prime Videoチャンネルとして提供されているApple TV+追加サブスクも月額900円で、国内に関しては据え置きの状態です。

米国では本日から新価格が即時適用、既存加入者は次回更新の30日後に反映という運用がアナウンスされていますが、日本での価格変更は現時点で発表されていません

AppleTV+ 03.

過去の改定では米国での値上げから数週間〜数か月遅れて他地域に波及した事例があるため、日本でも告知の有無に注目が集まります。一般にAppleのサブスクリプションは、価格変更時に事前通知が届き、希望すれば更新日前に解約・プラン変更が可能です。

Apple Oneの国内料金は、個人1,200円/ファミリー1,980円が案内されており、現時点で変更は見られません。もし今後TV+単体が値上げされた場合、Apple Oneの相対的な割安感が高まる可能性があります。ファミリー共有は最大6人まで利用できるため、家族・同居世帯ではバンドルの方が使い勝手・コスト面で有利になるケースが増えるでしょう。

なお、米国では年額$99のTV+年契約が据え置きと報じられていますが、日本では年額プランの案内は確認できず、月額契約のみの提供が基本です。

オリジナル作品への投資と差別化戦略

Appleは値上げの背景として、オリジナルコンテンツの拡充を挙げています。実際に、話題作『Severance』シーズン2が米視聴率ランキングで上位に浮上するなど、視聴率にも好影響が出ているとのことです。また、『Severance』『The Studio』がエミー賞のノミネートを多数獲得しており、Apple TV+の質の高さが評価されています。/p>

2025年残りのラインナップも充実しており、『The Morning Show』シーズン4(9月17日)、『Slow Horses』シーズン5(9月24日)、『Pluribus』(11月7日)、映画『Highest 2 Lowest』『The Lost Bus』などの新作が続々登場予定です。

Appleはまた、Apple TV+ は1つの料金プランのみ(4K HDR + 空間オーディオ対応/広告なし)という明快構成も強調し、競合との差別化を図っています。

ストリーミング業界への影響と市場動向

TheWrapの記事では、Apple TV+ が年間10億ドル規模の損失を抱えていると報じられており、この価格改定は採算回復に向けた措置の一環とも考えられます。

また、Appleのサービス部門は収益面で好調が続いており、2025年第3四半期には27.4億ドルの売上を記録。ストリーミングも含むサービス群は、依然として成長中です。

まとめ

Apple TV+ の月額値上げは、オリジナル作品への投資強化を背景としたサービス価値の底上げを狙うものです。年間プランとApple Oneが据え置かれることで、ユーザー側の選択肢は確保されました。今後は以下の点が焦点になります。

  • オリジナルコンテンツの視聴動向や受賞歴の伸長
  • 値上げによる加入者動向(離脱・新規獲得)
  • Apple Oneバンドルへの移行がどの程度進むか
  • 競合サービスとの価格・品質競争におけるポジション
  • 日本市場での価格改定の有無と、実施されるならいつ・いくらになるのか

(Via 9to5Mac.)


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