重要:iOS 8以前のiPhoneでiCloudバックアップが利用不可に、 既存データも削除へ
古いiPhoneやiPadをお使いの方は要注意です。Appleは2024年12月18日から、iOS 8以前を搭載したデバイスのiCloudバックアップサービスを終了すると発表しました。
さらに重要なのは、既存のバックアップデータも同時に削除される点です。
iCloudバックアップ終了の概要と影響
Appleは新しいサポートドキュメントで、iCloudバックアップサービスの要件を変更することを明らかにしました。この変更により、iOS 8以前を搭載したデバイスでは、新規バックアップの作成が不可能になるだけでなく、すでに保存されているバックアップデータも削除されることになります。
この変更は、Appleが公開している最小システム要件に合わせた措置とされています。実際、iCloudサービスの利用には既にiOS 10以降が必要とされており、iOS 8以前のユーザーは事実上の猶予期間で利用を継続していた状態でした。
影響を受けるデバイス
この変更による影響を受ける可能性が高いのは、以下のような古いiPhoneモデルです:
- iPhone 4(2010年発売):iOS 8以降にアップデート不可
- その他iOS 8以前で動作している古いiPhoneモデル
一方で、以下のデバイスは iOS 9以降にアップデートが可能なため、適切な対応を行えば引き続きiCloudバックアップを利用できます:
- iPhone 4S(2011年発売):iOS 9まで対応
- iPhone 5(2012年発売):iOS 10まで対応
- iPhone 5s(2013年発売):iOS 12まで対応
iPadへの影響について
iPadに関しては、実はiOS 8で動作が止まってしまうモデルは存在しません。初代iPad(2010年発売)はiOS 5まで、2011年以降に発売されたモデルはすべてiOS 9以降にアップデートが可能です。
さらに、過去10年以内に発売されたiPadモデルは、少なくともiOS 12まではアップデートが可能となっています。
対応方法と推奨される選択肢
1. OSのアップデート(推奨)
お使いのデバイスがiOS 9以降に対応している場合は、できるだけ早めにOSをアップデートすることをお勧めします。これにより、引き続きiCloudバックアップを利用することができます。
2. 代替バックアップ方法の利用
OSのアップデートが不可能な場合でも、以下の方法でデータを保護することができます:
- MacのFinderを使用したバックアップ(macOS Catalina以降)
- iTunesを使用したバックアップ(Windows PCまたは古いmacOS)
3. デバイスのアップグレード検討
iOS 8以前のデバイスは発売から約14年が経過しています。セキュリティの観点からも、この機会に新しいデバイスへの買い替えを検討することをお勧めします。
今後の対応スケジュール
この変更は2024年12月18日から実施されます。それまでは通常通りサービスを利用できますが、それ以降は以下のような状況となります:
- iOS 9未満のデバイス:新規バックアップ不可
- 既存のバックアップデータ:完全に削除
まとめ
特に貴重なデータを保持している場合は、早めの対応が必要です。
OSのアップデートが可能な場合はアップデートを、それが不可能な場合は代替バックアップ方法の利用や、新しいデバイスへの移行を検討しましょう。
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【画像提案1】
iOS 8以前のデバイスとiOS 9以降のデバイスの比較表
説明:影響を受けるデバイスと対応可能なデバイスを視覚的に示す表
【画像提案2】
代替バックアップ方法の手順図
説明:MacやPCを使用したバックアップ方法を図解で示す
【参考URL】
– Apple公式サポートページ
– iCloudシステム要件ページ
– 9to5Mac記事ページ
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