ChatGPTプラグインが利用できるようになったので、ChatGPTプラグインとは何なのか?そのセットアップと使用方法
OpenAIは、先週の13日の土曜日に一部のユーザーにだけ公開していた、プラグインを今週中にPlusのユーザーが利用できるようになると発表しました
私の場合、先週の土曜日から「Browsing」が利用できるようになり、本日(17日水曜日)にプラグインが利用できるようになりました
と言う訳で、今回はひとまず「ChatGPTプラグインとは?」と題して紹介したいと思います、次回にはプラグインを実際に使用してみて、どのようなことが出来るのかを紹介したいと思っています
1. ChatGPTプラグインとは何か
ChatGPTプラグインは、ChatGPTの機能や対話能力を広げるためのツールです、これによって、さまざまなカスタマイズが可能になります
元々ChatGPTは、高度な自然言語処理の機能を持っていますが、プラグインを使うことでそれらの機能を更に強化し、特定のタスクやアプリケーションに対応できるようになります、つまり、ユーザーがChatGPTを自分のニーズに合わせてカスタマイズできるようになるということです
例えば、特定のデータベースに対してChatGPTが情報を問い合わせる機能を追加したい場合、専用のプラグインを作成するか既存のプラグインを使用することができます
同じように、特定の業界用語の理解を強化したい場合も、その目的に合わせたプラグインを導入することができます
1-1. プラグインの定義と主な機能
プラグインは、ソフトウェアの機能を広げたり、新しい機能を追加するためのツールです、これによって、ソフトウェアの機能を自分の希望通りにカスタマイズすることができます
たとえば、Webブラウザは様々な種類のコンテンツを表示できますが、特定の種類のコンテンツ(例えば、特定のビデオ形式)を表示するためには、適切なプラグインを追加する必要があります
つまり、プラグインはソフトウェアに新しい機能を追加するための道具で、ユーザーはソフトウェアを自分の特定のニーズに合わせて調整することができます
1-2. プラグインがChatGPTの能力を拡張する仕組み
ChatGPTのプラグインは、新しい機能を追加しています、これにより、言語モデルがユーザーの要求により良い返答をすることができます
具体的には、新しい情報源へのアクセスや計算の実行、第三者のサービスの利用が可能になります、また、プラグインはユーザーが要求すれば、言語モデルが安全で制限のある行動を取ることもできます、これにより、システム全体の役に立つ性能が向上します
OpenAIでは、Webブラウザやコードインタープリターなどのプラグインを提供しています、また、知識ベースの検索プラグインのコードもオープンソースとして公開しており、開発者は独自の情報をChatGPTで使うために自分でホスティングすることもできます
つまり、ChatGPTのプラグインは、言語モデルに新しい機能を追加し、ユーザーの要求により効果的に応答する能力を向上させ、さらなるタスクにも対応できるようになります
2. ChatGPTプラグインのセットアップと使用方法
異なる種類のサブスクリプションがあります、それぞれのサブスクリプションによって、様々なプラグインを使うことができます
OpenAIは多くの開発者と協力しており、その結果、利用できるプラグインの数は増え続けています
ChatGPT Plusの購読者は、初期の協力者によって作られたプラグインを含む、さまざまなプラグインにアクセスできるようになりました、さらに、Plusの購読者は、プラグインのストアからプラグインをダウンロードしてインストールすることもできます
2-1. プラグインのインストール方法
ChatGPT Plusのサブスクリプションをお持ちの場合、ChatGPTプラグインを有効にして使用する手順は以下の通りです
- ChatGPT Plusのサブスクリプションを取得する
- ベータ版機能でプラグインを有効化する
- GPT-4でChatGPTプラグインにアクセスする
- ストアからChatGPTプラグインをインストール
ChatGPTプラグインは、月額20ドルで、世界中で利用できるChatGPT Plusサブスクリプションを通じてのみ利用可能です
ChatGPT Plusを入手するには、通常のChatGPTアカウントにログインし、「Plusにアップグレードする」をクリックして開始します、完了後、「アップグレードプラン」をクリックし、支払いを完了するとChatGPT Plusに加入することができます
ChatGPT Plusのサブスクリプションを取得した後、左下の省略アイコン(3つの点)をクリックしてポップアップメニューを表示します
そして、[設定 ]をクリックします、設定メニューで、左サイドバーの [Beta Features ]タブに移動します
最後に、[Plugins]機能をトグルで有効にします
メインチャット画面で、GPT-4モデルオプションをクリックするかカーソルを合わせます
表示されるリストから、[プラグイン]をクリックして、デフォルトの設定から切り替えます
[No plugins enabled(プラグインが有効でない)]というオプションが表示されます、それをクリックするとメニューが展開されます
その上で、[Pluguin store(プラグインストア)]をクリックすると、プラグインのコレクションが表示されます、その後、OpenAIはChatGPTプラグインに関する免責事項を表示します
[OK]をクリックして進みます、プラグインストア全体が表示され、様々なプラグインを選択することができます
どのChatGPTプラグインが欲しいか確認したら、その横にある[インストール]ボタンをクリックします、プラグインは、わずか数秒でインストールできます
2-2. プラグインの使用方法と操作手順
上記の手順が完了したら、ChatGPTのプラグインに応じたリクエストを入力するだけです、ChatGPTはプラグインとのインタフェースを開始し、応答をレンダリングします
ChatGPTのプラグインとの連携は、AIの能力を向上させ、より幅広いタスクを処理し、より正確な応答を生成できるようにすることを目的としていることに留意する必要があります
しかし、プラグインの導入は、安全性や悪用に関する新たな考慮事項をもたらすものでもあり、OpenAIはこれらのリスクを軽減するためのセーフガードを導入しています
3. 利用可能なChatGPTプラグインとその機能
OpenAIのChatGPTは、プラグインと呼ばれるツールを使って機能を広げることができます
プラグインは、最新の情報を手に入れたり、特定の計算を行ったり、他のサービスを利用したりすることができます、これらのプラグインは、言語モデルに新しい情報や個人的な情報、特定の情報にアクセスできるようにしてくれます
言い換えると、プラグインは言語モデルに「目と耳」を与えて、訓練データには含まれていない最新情報や個人的な情報にアクセスできるようにします
3-1. 現在利用可能な主要なプラグインの紹介
現在、以下の主要なChatGPTプラグインが存在します
- Browsing Plugin (Web browser plugin)
- Code Interpreter Plugin
- Retrieval Plugin
- Expedia
- FiscalNote
- Instacart
- KAYAK
- Klarna
- Milo
- OpenTable
- Shopify
- Slack
- Speak
- Wolfram
- Zapier
- 他
これらのプラグインは、個々のニーズに応じたタスクを実行するためのツールを提供します
3-2. 各プラグインが提供する具体的な機能と使用例
Browsing Plugin:インターネットをブラウズし、最新かつ正確な情報を提供します、例えば、最新のニュースやアカデミックな研究に関する情報を提供することができます
Code Interpreter Plugin:Pythonを使用してコードを評価し、結果をユーザーに提供します、数学的な問題の解決やデータ分析、可視化、ファイル形式の変換などが可能です
Retrieval Plugin: 開発者が自分のバージョンのプラグインをデプロイし、ChatGPTに登録するための自己ホスト型のオープンソースソリューションです、開発者は、ファイル、ノート、メール、公開文書などのデータソースから最も関連性の高いドキュメントのスニペットを取得することができます
Expedia:旅行の計画に関する情報を提供します航空券の価格や目的地での活動、リゾートの提案などを提供します
4. ChatGPTプラグインの可能性と未来
具体的な実例や統計データの提供は、現時点ではまだ困難であることを理解しておく必要があります、これは、ChatGPTプラグインが新たな技術であり、その使用と影響に関する広範なデータがまだ十分に集まっていないからです
4-1. プラグインが開く新たな可能性と使用シーン
ChatGPTプラグインは、ChatGPTの能力を大幅にアップさせ、個々のユーザーの特定のニーズに合わせてカスタマイズできるようになります、これにより、最新の情報へのアクセスやコードの実行など、さまざまな新しい使い方が可能になります
ChatGPTは、学習データからしか情報を得られないという制限があります、それにより、情報が古くなる問題や、すべてのアプリケーションに同じ情報を提供する問題が生じます
プラグインは、最新の情報やユーザー固有の情報をChatGPTに提供することで、これらの問題を解決します、また、プラグインを使うことで、ChatGPTがテキストだけでなく、ユーザーに代わって安全に行動することも可能になります
具体的な使用例としては、最新のウェブ情報にアクセスしたり、コードを解釈して実行したり、特定のデータベースから情報を取得したりすることが考えられます
ChatGPTプラグインは、ChatGPTの学習範囲を大幅に広げ、具体的で個別の問題解決を可能にすることで、ChatGPTの使用範囲が大幅に拡大し、多くのユーザーがより多くの価値を得ることができるようになります
4-2. ChatGPTプラグインの未来展望と期待
ChatGPTプラグインは現在、早期の段階にありますが、その可能性と影響力は大きいと考えられます、OpenAIは今週中にサブスクリプションのユーザーにプラグインの提供を開始します、これにより、ChatGPTを使用する全ての人々がより多くの情報と機能にアクセスできるようになることが期待されます
OpenAIは、プラグインを使用することで、ChatGPTが最新の情報にアクセスしたり、特定の計算を実行したり、ユーザーの許可を得て特定の情報にアクセスしたりすることができるようになると述べています
そうすることで、ChatGPTの応答は具体的で信頼性のあるものになり、ユーザーはその出力の信頼性を評価し、正確さを再確認することができます、また、プラグインは新たな使用例を開拓する可能性もあり、商品カタログの閲覧からフライトの予約、食事の注文まで、さまざまなタスクを助けることができます
具体的な未来展望としては、プラグインの範囲と数が増えることが予想されます、OpenAIは、開発者が自分自身のプラグインを作成し、それらをChatGPTに統合する能力を段階的に提供し始めています、そうすることで将来的には多数のプラグインが開発され、ChatGPTの能力と適用範囲が大幅に広がる可能性があります
ChatGPTプラグインの未来展望は明るく、その可能性は広大です、プラグインの開発と導入により、ChatGPTはより有用で包括的なツールになり、多様なユーザーニーズを満たすことが期待されます
今後の展開が多いに注目されることになります
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