Apple、AI生成画像をメタデータでラベル付けする新アプリ「Image Playground」を発表
AppleのImage Playground:iOS 18におけるAI生成画像のラベル付け
今年後半にリリースされる iOS 18 の新機能として期待されているのが、Apple の AI ツール群「Apple Intelligence」の一部である「Image Playground」アプリです。
このアプリを使用すると、ユーザーはテキストコマンドや他人の写真をもとに画像を生成することができます。しかし、Apple はメタデータに AI 生成画像のラベルを付けることで透明性を確保する予定です。
iOS 18におけるAI生成画像のラベル付け
Appleのソフトウェアエンジニアリング担当副社長、Craig Federighi氏は、トークショーライブのインタビューで、iOS 18では生成された画像に「メタデータをマークアップ」し、その画像がApple Intelligenceによって生成されたものであり、ユーザーによって生成されたものではないことを明確にする、と述べています。
9to5Macは、iOS 18ベータ版のコード調査結果に基づいてこの情報を確認しました。VisualGenerationフレームワークには、AI生成画像をラベル付けし識別するための「フォレンジック」機能への参照が含まれています。
漫画化された画像による誤情報の防止
AppleのImage Playgroundの興味深い点は、写真のようにリアルな画像ではなく、漫画風の画像のみを生成することです。このアプローチにより、AIが生成した画像であることが一目でわかるため、このツールを誤情報の拡散に利用することを防ぐことができます。
Apple Intelligenceの詳細
Apple Intelligence機能は、iOS 18ベータ版ではまだ利用できません。Appleによると、これらの機能は今年後半の今後のベータ版で導入される予定です。
iOSのコードによると、ベータ期間中にApple Intelligenceを有効にしたいユーザーには順番待ちリストが用意されるようです。
WWDCで発表された機能の一部は、Appleが言及しているように2025年まで利用できないことに留意することが重要です。
有料機能とChatGPT統合の可能性
AppleはApple Intelligenceをユーザーに無料で提供すると述べていますが、9to5MacはCloud SubscriptionフレームワークにAI機能に関する記述を発見しました。
Appleが将来的に追加の有料機能を導入する予定なのか、あるいはユーザーが設定アプリから直接ChatGPT Plusを購読できるオプションを持つことになるのかは不明です。AppleはiOS 18でChatGPTの統合を発表しました。
入手可能性とリリーススケジュール
iOS 18は現在、開発者向けプレビュー版として提供されており、来月にはパブリックベータ版がリリースされる予定です。正式リリースは今年の秋を予定しています。
(Via 9to5Mac.)
LEAVE A REPLY