M4 iPad Proが驚異的な薄さでも曲がらない理由とは
今月にAppleが発表した新しいM4 iPad Proは、驚くほど薄いデザインで、多くの注目を集めました。これまでのモデルと比べて、バッテリー寿命やディスプレイ、SoC(システム・オン・チップ)などの性能が大幅に向上しています。
それにもかかわらず、同じバッテリー寿命を保ち、より軽量化されています。しかし、その薄さゆえに「曲がりやすいのでは?」という懸念もあります。
新しい内部設計
ロジックボードの強化
AppleはM4 iPad Proの内部設計を大幅に改良しました。特にロジックボード周辺の強化に注力しており、金属製のカウリング(覆い)を追加しました。
これにより、熱放散が改善されるとともに、耐久性が向上しています。この設計変更により、タブレットの中心部分の剛性が増し、曲がりにくくなっています。
実際の耐久テスト
YouTubeの人気レビュワーであるMrwhosethebossことArun Maini氏が、M4 iPad Proの耐久テストを行いました。彼のテストでは、新しいiPad Proが以前のモデルよりもはるかに耐久性があることが確認されました。
また、JerryRigEverythingとAppleTrackの両YouTuberも耐久テストを実施し、M4 iPad Proが偶発的な曲がりに対して非常に強いことを証明しました。
テスト結果の詳細
JerryRigEverythingのテスト
JerryRigEverythingは、13インチモデルのM4 iPad Proをスマートフォンやタブレットに対して行う標準的なストレステストにかけました。
スクラッチテストや熱耐性テストも行い、最終的にはディスプレイを取り外して内部の金属構造を確認しました。このテストでは、製造過程でわずかな曲がりが見られることがあるものの、実際の使用には影響しないことが分かりました。
AppleTrackのテスト
AppleTrackは、M4 iPad Proと2022年モデルの両方を曲げるテストを実施しました。このテストで、新しいM4 iPad Proが旧モデルよりも曲がりにくいことが明らかになりました。
特にランドスケープモード(横向き)での使用時には、非常に高い耐久性を示しました。しかし、ポートレートモード(縦向き)で特定の圧力を加えると、USB-Cポート周辺で曲がりやすくなることが確認されました。
まとめ
日常使用において曲がる心配はほとんどありませんが、極端な力を加えれば曲がる可能性はあります。
とはいえ、そのような状況は通常の使用ではほとんど発生しないため、安心して利用できます。
もし意図的に曲げようとすれば可能ですが、その必要性はほとんどないでしょう。
(Via BGR.)
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